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恋空予報

第16章 旅行

二宮side




待ちに待った月火。
今日はまーくんと
旅行に行くんだ。


「ニノー、置いてくよー?」

「待ってよぉ…」


リュックにDSを詰めながら
俺は返事をした。


あ…けど…まーくんとの
旅行だからあんまり持っていかないどこ。



「ニノ、シートベルトしてね?」

「うん」



まーくんの横顔を見ながら
俺はDSを開いた。


まーくんはアップテンポな
曲を口ずさみながら運転する。


俺はその曲を聴きながら
キャラクターを動かす。

まーくんのおかげで、
いい感じに進む。



んふふ、俺、今幸せ。



そのうち、ゆっくり揺れる
車が気持ちよくて眠くなってきた。



「ニノ、眠い?」

「んぅ…」

「あ、シート倒していいよ。
それと、ブランケット、はい。」



まーくんの優しく笑ってる顔を
見ながら、俺は眠りについた。















……ん、あれ?



「…あ、起きたー?」

「まあくん…?」



俺が瞼を擦りながら
まーくんを見上げると
恥ずかしそうに視線を逸らした。



「ニノ、もー少しだからね。」

「まあーくぅーん…。」



まーくんに抱きつこうとしたけど
シートベルトが邪魔でできなかった。


…んもー。

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