テキストサイズ

恋空予報

第3章 恋

相葉side


「あ、ニノちゃん先輩!」


俺はひさしぶりに、
ニノちゃん先輩を見た。


…なんか、この前よりも
疲れた顔してる…?


「ニノちゃん先輩?」

「あ、あぁ、相葉か…」


怠そうにこっちを向く。


やっぱり、なんかおかしいよ。



いつもの明るさはどこに
行ったの?


なんで、そんな泣きそうな顔してるの?



「ニノちゃんせんぱ…」

「ごめん。関わらないでくれるかな…」


…あれ、なんでだろ…



こんなの、言われ慣れてるから
全然、悲しくないハズなのに…



「相葉、ごめん。俺、何言ってんだろ……
今の嘘だから。忘れて?」

「……ニノちゃん先輩、
なんか、隠してますよね…?」



俺がニノちゃん先輩を
問い詰めたら、
ぽそぽそと喋り始めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ