恋空予報
第17章 幸せの形
相葉side
仕事が終わって
やっと帰れる。
…と思っていたのに。
外は大粒の雨が
降り続いている。
会社の窓から外を見て
溜息をつく俺。
「翔ちゃぁん…」
「っんだよ…」
部長から仕事を頼まれて
イライラしてる翔ちゃん。
「傘貸して。」
何て言える
雰囲気じゃなくて。
今言ったら絶対に
殴られると思った。
「や…何でもない。」
「なら話しかけんな。」
…テスト前みたいに
ピリピリしてる。
そんな翔ちゃんを見て、
松本先輩が溜息をつく。
…あ、視線合っちゃった。
たまたま松本先輩と視線が重なって
ぽけーっと見つめてたら翔ちゃんに
思いっきり足を蹴られた。
「…さっさと帰れ」
…それが帰れないんだよお。
傘、忘れて来ちゃったから。
俺がくるくる回るイスに腰掛けて
回っていたら翔ちゃんに頭をぶっ叩かれた。
「邪魔すんなよ!」
「翔ちゃん酷いー!」
俺がぶーぶー言ってると
松本先輩がこっちに来た。
「翔…」
「あ、潤っ!」
…声の色が変わった。
いいよね。
同じ職場だと。
俺は会いたくても会えないのに。
ザーザーと降る雨の中、
二人の世界に入ってる。
…ずるいー。
俺だってニノとあんなことや
こんなことしたいのに…。
こんなこと言ったら
シバかれるだろうけど。
仕事が終わって
やっと帰れる。
…と思っていたのに。
外は大粒の雨が
降り続いている。
会社の窓から外を見て
溜息をつく俺。
「翔ちゃぁん…」
「っんだよ…」
部長から仕事を頼まれて
イライラしてる翔ちゃん。
「傘貸して。」
何て言える
雰囲気じゃなくて。
今言ったら絶対に
殴られると思った。
「や…何でもない。」
「なら話しかけんな。」
…テスト前みたいに
ピリピリしてる。
そんな翔ちゃんを見て、
松本先輩が溜息をつく。
…あ、視線合っちゃった。
たまたま松本先輩と視線が重なって
ぽけーっと見つめてたら翔ちゃんに
思いっきり足を蹴られた。
「…さっさと帰れ」
…それが帰れないんだよお。
傘、忘れて来ちゃったから。
俺がくるくる回るイスに腰掛けて
回っていたら翔ちゃんに頭をぶっ叩かれた。
「邪魔すんなよ!」
「翔ちゃん酷いー!」
俺がぶーぶー言ってると
松本先輩がこっちに来た。
「翔…」
「あ、潤っ!」
…声の色が変わった。
いいよね。
同じ職場だと。
俺は会いたくても会えないのに。
ザーザーと降る雨の中、
二人の世界に入ってる。
…ずるいー。
俺だってニノとあんなことや
こんなことしたいのに…。
こんなこと言ったら
シバかれるだろうけど。