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櫻井side




…。


…朝だ。


眩しすぎる朝日に
今日も起こされた。



「…カーテン」



開けっぱなしだった
カーテンを戻す。


そしたら、少しは
よくなった。

隣を見たら
潤はいなくて。


寝室から出たら、
しゃーってシャワーを
浴びる音が聞こえた。


…シャワー浴びてるのか。

そうだよね。

昨日はあのまま寝ちゃったし。


…スーツ、シワになってないと
いいんだけど…。



「…よし。」



朝ご飯とお弁当を
作ろうかな。


エプロンをかけて、
冷蔵庫を開ける。



賞味期限が近いのは
特にないかな。

昨日はしつこかったから
今日はあっさりがいいかな。



潤のことを考えながら
作る朝ご飯とお弁当は
楽しい時間。

もちろん、潤と一緒に
いる時間も好き。


だけど、一人で潤の
いいところを考えるのも
大好きなんだよね。



俺がそんなことを考えながら
料理をしてたらシャワーを浴び終わって
せっけんのいい香りがする潤が俺を
優しく抱き締めた。