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恋空予報

第18章 番外編 最近の心情






今日は特になにもなく
時間だけがただ過ぎていった。



「おかえり、翔。」


俺より早くに上がっていた潤が
キッチンに立っていた。


「ただいま。手伝う?」

「あぁ、大丈夫だよ。」


言ってるわりには、
疲れた顔してますけど?


俺は手を洗ってきて、
潤の隣に立った。



「大丈夫…だよ?」

「いーのっ!
俺が一緒にいたいの!」



潤のうるさい唇を
俺の唇で塞いだ。

少しの時間も
一緒にいたいから。


離れてる時間は
寂しくて寂しくて
仕方がない。

潤の温もりが欲しくて
堪んないのに。



…潤はそう思ってないのかな。

俺だけが一緒にいたいって
思ってる訳じゃないよね?



「…翔、ありがとう。」

「んんぅ…っ。」



潤の唇が俺の唇に
優しく重なった。


潤と目が合ったとき、
なんか恥ずかしくて。

逸らしてしまった。



「翔、明日の準備しな?
俺はほんとに大丈夫だから。」

「…そこまで言うんなら、
別にいいですよーだ。」



潤にベーっと舌を出して
俺は明日の準備を始めた。

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