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恋空予報

第19章 君に精一杯の愛を






お風呂から上がっても、
二人はイビキかいて寝てて。


…風邪引かれると困るから
ブランケットを
持ってきてあげた。


雅紀はブランケットの端を
きゅっと握っている。

…可愛い。


雅紀の頬にちゅっと
キスを落とし、寝室へ向かった。



…寝室に来ても、
昨日したことが蘇って、
体が熱くなるばかり。


……雅紀のせいだ!

雅紀がやったから!


そんな風に、雅紀のことを
考えるともっと体が熱くなる。


「…寝れない。」


起き上がって、
窓を開けた。


冷たい風が俺の熱を
冷ましてくれる。


いいや。もう。
寝れないから
オールしちゃおうかな。


そんなことを考えて
引き出しからゲームを取り出した。

先週発売されたばかりの
ゲームを進めていく。


「あっ、結構ムズい…。」


そんな独り言を言いながら、
俺はゲーム画面を見つめた。


もっとゲームしてたいけど、
長時間画面を見つめていたら
さすがに俺でも眠くなってきた。



「…んー、ねむ。」



セーブしてゲーム機の
電源を落として、

俺は目を瞑った。


すぐに睡魔はやって来て、
夢の中に飛び込んだ。

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