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恋空予報

第19章 君に精一杯の愛を

相葉side



「ふふ、ニノの手作り。」


昨日食べなかっただけだけど
やっばり食堂よりニノの
手作り弁当の方がいいもんね。


俺がニヤニヤしながら
自分の席に着いたら、
翔ちゃんに叩かれた。


「えっ!?なになに!?
俺なんかした!?」

「幸せそうだから。」


ええ…。

そんなことで俺を
叩かないでよぉ…。

サンドバッグ
じゃないんだからさあ。


「…潤と仲直りしたいけど
どーしたらいいんだろ…。」

「ちゅーしてあげれば?」

「…だからぁ、それが無理なの!」

「えー、抱きつくのは?」


俺たちがこんな話をしてたら
部長に怒られた。


「次雑談したら
給料下げるからな。」

「「はっはい!!」」


給料下げられるのは
こっちが困る。

ニノに…やられる。


今日の朝みたいになっちゃう。




「…終わったぁー。」


パソコンをパタンっと閉じて、
お弁当を取り出す。

ふふ、ニノの愛妻弁当。


俺がニヤニヤしてたら、
また翔ちゃんに足を蹴られた。


「いっ…!」


俺が足を押さえたら、
翔ちゃんが、


「しーっ。」


って指を唇に当てた。



…理不尽だっ!(泣)

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