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恋空予報

第7章 緊張

二宮side



「ニノちゃん、寝よ?」

「…うん。」




やばい。


メガネ相葉にまだ慣れない。


かっこよすぎ。


昼間のがフラッシュバックしてきて、
動悸がする。






…今日の夜、大丈夫なのかな…?



「あ、勉強…」




そうだ、俺、受験生なんだから、
少しは勉強しないと…



「ニノちゃん?」

「ごめん、相葉先寝てて?
勉強しないと…」

「そっか、受験生ですもんね…
見てて良いですか?」

「良いけど、別に面白くないよ?」

「いいんです…」



相葉が寄り添う。


その暖かさで俺の体も心も
あったまっていく。


氷が溶けていくように。




「…相葉?」



気付いたら、相葉が寝ていた。



…まだまだ子供だな。


なんて思いながら、横のベットに
寝かせた。



「おやすみ、…雅紀……」



初めて、下の名前で呼んだ。


…おやすみ



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