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恋空予報

第7章 緊張

相葉side




「あれっ…?」



ない。どこを探してもない。



俺、スマホニノちゃん家に
置いてきちゃったのかな…



テディベアは持ってきたのに…




「ニーノちゃん…」



テディベアを抱き締めながら
愛しい人の名前を呟く。


…会いたいな。


早く明日にならないかな…



「雅紀~、風呂空いたぞ~」

「あ、うん!今行く~」



テディベアを枕元に置いて
お風呂場に向かった。




…ニノちゃんはどうしてるのかな。


愛しい君への想いは募るばかり。


てゆーか俺、ニノちゃんとしちゃったんだよな…



……恥ずかしいな。


明日、顔合わせられるかな…



「うー…」



お風呂入りすぎた。


頭痛い…


課題もしなきゃ。


それから、明日の準備も。



「雅紀~、お友だち来たわよー!」




下から母さんの声がした。


こんな時間に誰?


翔ちゃんかなぁ?




階段を降りて、玄関に向かったら、
そこにはニノちゃんがいた。

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