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恋空予報

第8章 生徒会

二宮side



あー、もう、授業の内容が入ってこない。


受験生ってことを考えると
相葉との関係が…みたいな?


「二宮、最近どうしたんだ?
授業くらいしっかり受けないと
留年するぞ?」

「…はい」



そののことじゃない。


相葉のことなんだよ。


そのだって心配だ。


けど、それ以上に相葉という存在が大きすぎて。



「受験生なんだから
しっかりしなさい」

「はい」



…このまま就職かな。


大学に行く金なんてないし。



「和、大丈夫だった?」

「んー、まあ大丈夫。」


今日はこれから生徒会か。


なんで生徒会なんて入ったのかな…



「じゃ、潤くん部活頑張ってねー」

「はいよー。翔のことよろしくな」


朝も言ってたよね?


どんだけ溺愛してるの?


いや、俺も相葉のこと好きだけどさ。



「はい、じゃあ櫻井と相葉は
この資料お願いねー」

「え、こんなに!?」


こんなにって、四分の一なんだけど…


まあ、慣れだな。



「じゃ、よろしくね」

「「はーい…」」



櫻井がしっかりしてるから
大丈夫だろ。



俺は各部活の部費を確認してた。

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