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恋空予報

第8章 生徒会

相葉side



「…翔ちゃん、そっち終わった?」

「ん、あと二つ」



…はや。


俺なんかまだ三つも残ってる。



俺たちがしてる仕事は誤字脱字のチェック。


各学級のプリントや生徒会のプリント、
各委員会のプリント、各部活のプリント。


…多すぎだよ!



「雅紀、半分やるよ」

「…っ、翔ちゃん!!」



翔ちゃんは本当に頼れる存在。


俺にとって、必要不可欠な存在。



「翔ちゃんありがと」

「いいよ、別に。
ほら、やっちゃお?」



翔ちゃんが笑う。


それにつられて、俺も笑う。



「終わったぁぁぁぁぁ…」

「いぇーい!」



翔ちゃんとハイタッチをする。


やっと、全部終わった。


けど、息抜きしてる暇はない。


部活行かなきゃ。



「じゃ、翔ちゃん頑張ってねー!」

「雅紀もガンバ~」



俺が部室まで歩いてたら、
誰かとぶつかった。


「あ、すみませ…って、先生かぁ…」



左手にカレーパンを持った先生がいた。



「あ、相葉くんか。よかったよかった。
これから部活?はい、このパンあげる~」

「へ?いいんですか!?」

「いいよ、部活頑張ってね」



そう言っておーちゃん先生は
職員室に入った。


…コロッケパン…


あ!その前に部活部活。



コロッケパンはあとで食べよっと。

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