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イケメン夜曲 ~幸せの夜曲~

第2章 ティーカップ




その頃、 『ブルーベル』 の窓から店内をのぞき、品よく茶色いスーツを着こなしたひとりの男がな笑みをこぼしていた。


「へー…やるな、あの子。」


オリーブ色の瞳は、楽しげに細められている。


「あのノエルさんのペースに呑まれず、礼儀正しく振る舞う姿勢...ダメ元で 『ウェイトレス』 の募集をかけたんだが…もしかすると、ぴったりの子が来てくれたかもな」


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