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イケメン夜曲 ~幸せの夜曲~

第6章 思惑


「ハルさん!」

テリザは焦ってハルに振り返った。

「どうした。」

「ラッド様は、今どちらに。」

「おそらく仕事部屋に…」


テリザはそれだけ聞くと、急いでその方に歩き出した。


「テリザ?」

「すみません!」


ハルの驚いたような声が聞こえるが、テリザは止まらなかった。



どうしよう。

アレクの言っていた『クリスさん』のことが本当なら、厄介なことになってしまったのだろうか?

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