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イケメン夜曲 ~幸せの夜曲~

第6章 思惑



「っぐ…」


クリスが一瞬屈み込んでしまった隙に、男はメイドを人質に取ろうと手を伸ばしたが……。


「…なんてな。」


「へっ?」


クリスは不敵な笑みを浮かべ、屈んだ姿勢から、勢いよく脚を振り上げた。


男がよける間もなかった。

クリスの踵が喉にめり込み、男は声もなく失神して床に崩れ落ちた。


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