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イケメン夜曲 ~幸せの夜曲~

第3章 舞踏会




テリザがリュカのエスコートでワルツを踊り始めた時――広間の一画からふたりを見つめる人影があった。


「あれは、何でも屋と......テリザちゃん?」


ノエルだった。ふと顔を上げたところ、二人が目に映り、彼は目を丸くした。


「どうしてこんな所に......」


そう小さく呟いた後...ノエルの顔に、愉しげな笑みが広がった。


「......面白い子だなー。ますます、目が離せない」




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