カラダも、ココロも。
第2章 目覚めと、夕暮れ
「…なんか……柚さんてかわいい………」
また祐佳ちゃんの爆弾発言。
温まってきたせいか、その頬はほんのり赤かった。
今の何処が可愛かったのかよくわからない…ありがとうと言おうとしたとき、
千明ちゃんがあー!わー!!と騒ぎだした。
「柚さん、もー上がりましょ!?」
千明ちゃんが私の手を引く。
「う、うん。」
言われるがままに、お風呂から上がる。
ブォー、とドライヤーで髪を乾かしているのは千明ちゃん。
ショートの祐佳ちゃんやセミロングの私と違い、腰まである長い髪なので時間がかかるみたいだ。
カシャン
(うわ〜、また痩せたな)
体重計に乗ると、
以前より3キロも減っていた。
たしかその以前も減っていたような。
体重の減りは食生活の乱れから来ているものだと思う。
今日もカロリーメイトだけで済ませてしまったし。
(今日はラーメンでも食べに行こうかな…。)