テキストサイズ

カラダも、ココロも。

第2章 目覚めと、夕暮れ



【藤井side】

オーストラリアの留学から帰ってきた直後に、父から連絡があった。

今、父の使用人の運転で悪趣味な車に乗って目的地に向かっている。


着いたのは一見アンティークショップのような店だった。
しかし、店名を見たとたん、どんな店かはおおよそ予想はついた。

店名・【select】…。


(なるほど、好みの女を『選ぶ』ってことか)


私の留学費用もここの金の一部だってか?
全く、胸くそ悪い……。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ