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カラダも、ココロも。

第4章 眞鍋 昌巳



「達っくん、またきてね?」

「あぁもちろんっ!キララちゃんだけに会いに行くよ」


フロント前で情熱的なキス始める2人。
ただのキスなのに、妙に官能的で
思わず目を奪われる。

(すっ、凄い…!!)


眞鍋さんと私で2人を見つめていると、「みせもんじゃないよ(笑)」と住田社長に苦笑いされた。




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夜は更けに更けっていたが、銀座の街はまだ明るい。

車に乗り込んだ住田社長と眞鍋さん。


「じゃっ、またくるからね」

と”住田社長“がキララちゃんに投げキッスをする。


「ユキさん」

とんとん、と肩を叩かれる。



「アレッ?眞鍋さん車に乗ったんじゃ…」



「ちょっと言いたいことがあって。

また来ます。今度は接待じゃなくて、
…ユキさんに会いに。」

「…え?私に………?」


どうして…?
私よりかわいい子はもっといるのに。

「おぉーい、なにしてんだ眞鍋くん!帰るぞぉー〜」


「はい!
じゃあ…はい」


ハイタッチを求める手。


ぱちん…


「ふふ、また」



彼がはにかんだ笑顔を見せる。


きゅん……っ


ぎゅ〜っと胸をしめつけられる様な感覚……

久しぶりの感覚…。


優しくて、てれ笑いがかわいい彼



まだ今日会ったばかりの人に…




もう私、恋しちゃったのかもしれない。





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