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距離

第1章 距離3

Nside

目が覚めるとリーダーが隣のベッドで寝ていた。なんだこれ?
どれぐらい寝てなのんだろう、時計を見ると2時半だった。

リーダー「あれ、ニノ起きた?熱はどう?」

体がすごく楽になっている、でもこれも薬が効いてるからかな・・

ニノ「楽だわ」

リーダー「熱測って、何か飲む?」
と体温計を渡された。測ると36.7度まで下がっていた。

リーダー「下がったね、良かったね。はい、スポーツドリンク飲んで。もう一回、寝てね」

ニノ「おかんみたい」
渡されたドリンクを飲み。ながらリーダーを見ている。

リーダー「なんだよそれ(笑)、早く寝ないと翔ちゃんに怒られるよ。翔ちゃんのほうがお母さんみたいじゃない?」

ニノ「本当だ、リーダー・・・今日ごめん」

リーダー「何が?」
この人は意味をわかってないでこの返事なのか、それともわかっててこの返事なのか・・・

リーダー「何を謝る必要があるの?コンサートは無事に終わったよ」そう言って笑いながら答えてくれる。

ニノ「でも、変更させたし・・」

リーダー「コンサートはやったから、何も問題ないよ。それにスタッフが会場でヒアリングしたら今回は神回って言ってたらしいよ」

ニノ「何それ?」

リーダー「やたらとみんなで肩組んだり、抱き着いたりしたからからだって」

なんじゃそりゃとは思ったが、ファンは俺らが肩組んだり、引っ付いたりすると歓声が起こるからそういうことか・・・

リーダー「本当に俺、翔ちゃんに怒られる、寝よ?朝、熱があったらヤバい」

そうだね、もう一度寝ることにした。こんな時、誰かがいると思うだけで安心する。そう思うとすぐに眠りに落ちた。





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