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距離

第1章 距離3

Sside

会場に戻ると松潤がまだスタッフと打ち合わせをしていた。
俺がニノを連れて、病院に行ったからあと、どうなったのか気になった。

松潤が俺を見つけて、打ち合わせを止めた。

翔「お疲れ様です。みなさん、本当に今日は申し訳なかったです。うちの二宮がご迷惑をかけました。」そう言って俺は頭を下げた。

松潤も同じく頭を下げていた。

コンサート主任「大丈夫ですよ、それより二宮さんは大丈夫ですか?」

俺は現状報告を行い、明日、正確には今日のコンサートをどうするのか打ち合わせをした。

コンサートの内容については松潤がスタッフと詰めていてくれた。ニノの体調次第ではあるが、本来の内容に戻す場合、今日と同様のプランでいった場合など。

そして、今日のコンサートについて、お客さんの反応をスタッフがリサーチをしてくれていた、変更した内容でも不自然には思わなかったらしく、嵐としてのコンサートのクオリティは保たれた様子だった。

それを聞いて安心した。それから明日のスケジュールの確認を行う。朝一、ニノが病院に行き、熱の状況、医者診断を出してもらう。それでコンサートに出すのか、それとも出ないのか判断となる。出るとなればニノの体調でコンサートの内容を確定させることで意見が一致した。

とりあえずはここまで決まっていれば問題はないだろうと、打ち合わせも終了した。俺と松潤はホテルに戻ることにした。打ち合わせが終わると3時になっていた。
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ホテルに戻ると、俺と松潤はとりあえずニノの部屋に行くことにした。

ニノの部屋に行くとニノとリーダーが寝ていた。
薬が効いているのか、顔色も少しマシになっていた。

松潤もニノを見て少し安心していた。今回は松潤には迷惑をかけた、当日変更なんて大変だったはずだ、30そこそこでこの現場を仕切れているのだから、本当にすごいと感心していしまう。

リーダーを起こすと
「あ、ごめん寝てたわ」

翔「ごめんね、見ててもらって。交代しよう」

リーダー「このまま、俺が見てるよ。二人とも寝ておいでよ」

翔「いいよ、ニノに戻ってくるって言ったから、二人ともありがとう。遅い、疲れただろうからもう寝て」

二人とも自分の部屋に戻っていった。本当にみんな、優しいな・・
ニノ、俺たちはみんなに支えてもらえて幸せだな。


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