テキストサイズ

距離

第1章 距離3

Sside

病院から帰ってきたニノは、いつもの様子だった。
顔色も良くなっていたので、スタッフもニノを見て安心していた。

松潤が打ち合わせのために、楽屋に入ってきた。メンバー、スタッフ全員で打ち合わせを行う。
ニノの体調を考慮して、本日のコンサートの内容が決まる。

ニノはまだ微熱があるのでリハは参加せず、本番まで楽屋で寝てもらい、それ以外はリハーサルを行うことになった。
----------------------
昨日、リハーサルに参加してなかったが、昨日本番を踏まえての変更点のみのリハーサル。

ニノのソロは通常通りにやることになり、リーダー、相葉さんのジュニア衣装のバックは昨日だけの限定だけになってしまった。

リハーサルも終えて、楽屋に戻るとニノは寝ていた。やっぱりまだ本調子じゃないんだろうな・・

メンバーと俺は本番まで楽屋でご飯を食べたり、筋トレしたりと時間を過ごしていた。

ニノが起きてきて、熱を測ると36度まで下がっていた。
スタッフも良かったと声をかけていた、俺らがケガしたり、病気すると本当に大変だと改めて気づいた。

そうこうしているうちに、本番2時間前になり、最終の内容確認を行い、本番30前となっていた。

相「今回の内容を見れるのは北海道限定だね、これはこれで良かったね」

潤「この内容もありっちゃあり、だね。でもニノの体調が万全になれば元に戻します」

リーダー「ああ・・そっか」

ニノ「やっぱり完全な内容でお伝えしないとね」

翔「そうだね」

こんな会話をしているとスタッフから開演10分前と呼びに来た。

ステージ裏で演者とエンジンを組み、声を出して、スタンバイとなった。
---------------------
潤「ではいきますか?」

全員「ではお願いします」

松潤のカウントが始まり、北海道2日目のコンサートが始まった。

前半は昨日と同様、踊りからのスタート、特に問題なく進行していく。ニノも完璧に踊れていた。

MCも終わり、舞台裏に全員で戻る。

潤「ニノ、大丈夫?後半いける?」

ニノ「大丈夫、やれるから」

潤「バックはジュニアで大丈夫?」

ニノ「えっ、今日も大野・相葉ペアがバックしてくれんの?」

相「元気なら一人ででろよ(笑)」

冗談も言えるぐらいにまでなっているのであれば、大丈夫だろう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ