テキストサイズ

距離

第1章 距離3

Nside

コンサートが終わり、俺以外はみんなで、スタッフとご飯に行った。

俺は熱が下がったばかりということで、ご飯に行かず、一人ホテルに戻ることになった。
先程、コンサートで歓声を受けていたのに、今は静かなホテルの部屋に一人。

そして昨日は熱があったことで常に隣に誰かいた。

だんだか、急に寂しいな・・。
テレビを見ているが全然、頭に入ってこない。ボーっと眺めている間にどうやら寝てしまった。

部屋のチャイムが鳴り、それで起こされた。時計を見ると夜中の1時過ぎだった。翔ちゃんかな・・

扉を開くと・・・

翔「ニノ~」と俺に翔ちゃんが抱き着いてきた。

智「俺も~」とリーダーも抱き着いてくる。

なんだよこの酔っ払い達、相葉さんも松潤もいた。

ニノ「帰れっ」

相「ひどいな、俺、ニノのために頑張ったのに~」

潤「俺もめっちゃ頑張ったよ」

ニノ「もうわかったから、夜中の1時過ぎ、廊下でうるさいと迷惑がかかるだろ(笑)」

智「わかった。ニノまた、明日ね」

そういってみんな、部屋に戻っていった。
----------------------
しばらくするとまたドアがノックされた。誰だ??

ドアを開けると翔ちゃんがいた。

翔「俺がニノの様子を見に行くって言ったら、みんなも一緒に行くってきかなくて。ごめんね。ニノ、熱は?」

ニノ「下がったと思うよ、薬も飲んだし」

それであのやかましいことになったのか・・・
そう考えていたら、翔ちゃんは俺のおでこに手を置いてきた。

翔「ちょっと熱くない?」

ニノ「翔ちゃんが酔って手が熱いだけじゃないの?早く寝ろよ」

翔「ニノと一緒に寝る~」

なんだよ、もうこの人、酔ってるじゃん。かなりご機嫌だな。

ニノ「酔っ払いの言うことは聞かねーよ、もう、大丈夫だから。翔ちゃんも部屋戻りな」

翔「昨日はあんなにかわいかったのにな~。というのは冗談で、熱上がってない?」

ニノ「大丈夫だって。コンサートで疲れてんだろう、明日、朝一の飛行機で東京帰るだから。自分の部屋で寝なさい」

翔「そうだね(笑)じゃあ・・」

そう言って俺を抱きしめて、キスをしてきた。

翔「おやすみのキス、ふふふ」

びっくりした、まさかそんなことされると思わなかった。

翔「おやすみ」
といって翔ちゃんは自分の部屋に帰っていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ