幻想世界☆
第10章 迫り来る闇①
・玉森side
シーンと静まり返った部屋の中、その中央のベットの上で俺と渉は思い思いにときを過ごしていた。
玉「わた」
横「なに?」
玉「今日すぐに来なかったけど何をやっていたの」
横「太輔の部屋へ行ってたミツの様子が気に掛かり」
玉「ガヤが飼い主になったんだよね」
横「そう」
流れる沈黙、暫くして再び俺が口を開く。
玉「宮田と千賀は、上手くいっているのかな」
横「大丈夫、ただ」
玉「ニカに知れた時?あいつは俺とわたのことも知らないんだよね」
横「宮田もな」
玉「知ったら、なんて言うんだろ」
横「俺は」
玉「なに」
横「宮田の前でもちゃんと裕太が好きだって言う」
玉「ぁ…カァーッ」
もう、わたったら分かってるから口に出さなくていいよ。
ドキドキドキ―
ここはベットの上、すぐに触れ合えるほどお互い近くにいる。
玉「みっ、ミツは」
横「んっ?」
玉「ガヤはミツのこと」
横「太輔は手を出さないって言ってた」
玉「そういう対象で見ていないってこと?」
横「その逆だよ」
玉「えっ」
横「太輔のミツへの想いは俺らの想像以上に強い」
だからこそ手が出せないんだと、わたは言う。
玉「それだけ大切ってことか」
横「俺も」
玉「んっ?」
横「負けないくらいに裕太を愛している」
玉「なっ」
だからぁーだめだってもうダメ、見つめる瞳から眼が離せない。
玉「わ…たる」
横「キスしてもいい?」
玉「ぁ…‥」
横「それ以上はしないから約束する」
コクンと頷くと。
横「チュッ」
玉「んんっ」
トックン、トックン―
もう既に身体を重ねてしまったはずなのに。
ぎゅーっとその胸元へしがみつけば、優しく俺を包み込んでくれる。
そのドキドキドキ感が、堪らない。
横「ふっ、ニコッ」
玉「キュン」
ふところに顔を埋め静かに俺は眼を閉じた。
自分が望んでいた、わたとの空間。
執事「これは策を練らなければなりませんね」
邪魔をしないで俺はいま、凄く幸せなんだから。
太陽が昇れば朝が来る。
朝が来れば、大好きな仲間たちの笑顔が輝きを増し。
俺は、その中で微笑みながら自分を見つめている渉を見つけるんだ。
明るい日差しの中で。
シーンと静まり返った部屋の中、その中央のベットの上で俺と渉は思い思いにときを過ごしていた。
玉「わた」
横「なに?」
玉「今日すぐに来なかったけど何をやっていたの」
横「太輔の部屋へ行ってたミツの様子が気に掛かり」
玉「ガヤが飼い主になったんだよね」
横「そう」
流れる沈黙、暫くして再び俺が口を開く。
玉「宮田と千賀は、上手くいっているのかな」
横「大丈夫、ただ」
玉「ニカに知れた時?あいつは俺とわたのことも知らないんだよね」
横「宮田もな」
玉「知ったら、なんて言うんだろ」
横「俺は」
玉「なに」
横「宮田の前でもちゃんと裕太が好きだって言う」
玉「ぁ…カァーッ」
もう、わたったら分かってるから口に出さなくていいよ。
ドキドキドキ―
ここはベットの上、すぐに触れ合えるほどお互い近くにいる。
玉「みっ、ミツは」
横「んっ?」
玉「ガヤはミツのこと」
横「太輔は手を出さないって言ってた」
玉「そういう対象で見ていないってこと?」
横「その逆だよ」
玉「えっ」
横「太輔のミツへの想いは俺らの想像以上に強い」
だからこそ手が出せないんだと、わたは言う。
玉「それだけ大切ってことか」
横「俺も」
玉「んっ?」
横「負けないくらいに裕太を愛している」
玉「なっ」
だからぁーだめだってもうダメ、見つめる瞳から眼が離せない。
玉「わ…たる」
横「キスしてもいい?」
玉「ぁ…‥」
横「それ以上はしないから約束する」
コクンと頷くと。
横「チュッ」
玉「んんっ」
トックン、トックン―
もう既に身体を重ねてしまったはずなのに。
ぎゅーっとその胸元へしがみつけば、優しく俺を包み込んでくれる。
そのドキドキドキ感が、堪らない。
横「ふっ、ニコッ」
玉「キュン」
ふところに顔を埋め静かに俺は眼を閉じた。
自分が望んでいた、わたとの空間。
執事「これは策を練らなければなりませんね」
邪魔をしないで俺はいま、凄く幸せなんだから。
太陽が昇れば朝が来る。
朝が来れば、大好きな仲間たちの笑顔が輝きを増し。
俺は、その中で微笑みながら自分を見つめている渉を見つけるんだ。
明るい日差しの中で。