幻想世界☆
第12章 寄り添う心②
・玉森side
宮「待っていたよタマ」
玉「おまっ、どうして」
部屋へ戻ると、そこには渉ではなく宮田が待っていた。
執事が言っていた言葉が脳裏をよぎる、本当にわたは…
宮「話したい事があってさ凄く大切な」
玉「なにそれ」
ジーっと見つめる宮田の瞳
真剣な、それでいてちょっと悲し気な。
玉「言ってみろよ」
宮「俺、タマが大好き」
玉「ふっ、どの口が言っているんだか」
宮「でも、千ちゃんを抱いた」
玉「…っ、だから」
宮「その俺が、こんな事を言う資格はないのかもしれないけれど」
玉「そうさ」
思わず叫ぶと、宮田は口を閉ざしてしまい。
玉「携帯に掛けたのに」
宮「えっ」
玉「あの日、俺は!クッ」
とたん見るみる瞳が哀しみの色に染まっていき。
宮「ごめん、ごめんタマ」
玉「宮田なんか、宮田なんかさ」
嫌いになれない俺もこいつが大好きだから。
宮「落ち着いて聞いてこのままだと横尾さん」
玉「わたがどうかしたの」
宮「‥‥‥」
玉「ねぇ、宮田」
が、その言葉を聞き身体を揺さぶり詰め寄ると宮田は苦渋の表情を浮かべ。
玉「お願い教えてったら」
宮「タマ、クッ」
玉「何を聞いても大丈夫だから俺は、わたを」
宮「好きなんだね」
玉「ハッ」
宮「本気で愛しているんでしょ」
玉「お前こそ千賀を」
すると―
宮「千ちゃんを愛している誰にだって、堂々と言えるよ」
玉「俺も渉が好き、心から愛しているさ ニコッ」
宮「良かった、フッ」
再び寄り添えた俺達の心、だから。
宮「俺は、俺はね」
玉「ありがと宮田」
宮「えっ」
玉「話してくれて」
言いづらかっただろうにさ
宮「タマ」
玉「俺は、わたを支える。お前は千賀を」
“大事にしてやれよ”そう言ったら。
宮「タマのことも大切だし何かあったら今度こそ」
玉「ふっ」
分かっている―
俺たち何年つき合って来たんだよ。
玉「早く戻れば待っているんだろ?あいつ」
宮「うん、ニコッ」
ガチャ、バタン!
わた、俺は逃げない全てを受け止める。
だから、もう苦しまないで
執事「これで残るはあと」
夜が明けたら、すぐに傍へ行くから。
待ってて―
宮「待っていたよタマ」
玉「おまっ、どうして」
部屋へ戻ると、そこには渉ではなく宮田が待っていた。
執事が言っていた言葉が脳裏をよぎる、本当にわたは…
宮「話したい事があってさ凄く大切な」
玉「なにそれ」
ジーっと見つめる宮田の瞳
真剣な、それでいてちょっと悲し気な。
玉「言ってみろよ」
宮「俺、タマが大好き」
玉「ふっ、どの口が言っているんだか」
宮「でも、千ちゃんを抱いた」
玉「…っ、だから」
宮「その俺が、こんな事を言う資格はないのかもしれないけれど」
玉「そうさ」
思わず叫ぶと、宮田は口を閉ざしてしまい。
玉「携帯に掛けたのに」
宮「えっ」
玉「あの日、俺は!クッ」
とたん見るみる瞳が哀しみの色に染まっていき。
宮「ごめん、ごめんタマ」
玉「宮田なんか、宮田なんかさ」
嫌いになれない俺もこいつが大好きだから。
宮「落ち着いて聞いてこのままだと横尾さん」
玉「わたがどうかしたの」
宮「‥‥‥」
玉「ねぇ、宮田」
が、その言葉を聞き身体を揺さぶり詰め寄ると宮田は苦渋の表情を浮かべ。
玉「お願い教えてったら」
宮「タマ、クッ」
玉「何を聞いても大丈夫だから俺は、わたを」
宮「好きなんだね」
玉「ハッ」
宮「本気で愛しているんでしょ」
玉「お前こそ千賀を」
すると―
宮「千ちゃんを愛している誰にだって、堂々と言えるよ」
玉「俺も渉が好き、心から愛しているさ ニコッ」
宮「良かった、フッ」
再び寄り添えた俺達の心、だから。
宮「俺は、俺はね」
玉「ありがと宮田」
宮「えっ」
玉「話してくれて」
言いづらかっただろうにさ
宮「タマ」
玉「俺は、わたを支える。お前は千賀を」
“大事にしてやれよ”そう言ったら。
宮「タマのことも大切だし何かあったら今度こそ」
玉「ふっ」
分かっている―
俺たち何年つき合って来たんだよ。
玉「早く戻れば待っているんだろ?あいつ」
宮「うん、ニコッ」
ガチャ、バタン!
わた、俺は逃げない全てを受け止める。
だから、もう苦しまないで
執事「これで残るはあと」
夜が明けたら、すぐに傍へ行くから。
待ってて―