テキストサイズ

幻想世界☆

第16章 壊れてく予感

千「何かあった?」

ニ「2人ともなんとも思わないんだ」

宮「なにを?」

ニ「俺達ずっと、このまま夢を見続けてていいのか」

千「それは」

ニ「俺は嫌だね」



何よりもあんな未来、絶対



ニ「ミツとガヤ昨日、寝てしまったんだぜ」

宮「寝た?」

ニ「ヤっちまったって事」

千「ぁ…‥」

ニ「それがどういう意味を示しているかお前らが一番よく分かっているはずじゃん」

宮千「‥‥‥」

ニ「このまま放っといてもいいの?」



黙り込む2人―



ニ「浮かれるのも程々にしないと後で取り返しのつかないことになる」

千「ニカ」



そうなる前に。



宮「ガヤさんが執事の部屋から出て来たのも、なにか関係あるのかな」

ニ「えっ、ガヤが?」

千「超恐い顔をしてた」

ニ「やっぱり、行って来る俺」



ダダッ!



千「ニカ!」

ニ「大丈夫すぐ帰って来るから」

千「無茶しないでよ」

ニ「宮田、千賀のこと頼むな」

宮「二階堂、フッ」



ガチャ、バタン!

屋良さん、来たよ。だから教えてどうしたらいいのか

“夢魔ゼロム”

夢を操り人を惑わし欲望を餌にしている妖魔。

あの世界の“悪の根源”である奴を倒すため。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ