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幻想世界☆

第16章 壊れてく予感

・二階堂side

“あの世界へ行ったなら、幻想館へ来い”

よし、行くか。

俺は、勇気を振り絞りドアノブに手を掛けた。

そのとき!ガチャ



千「うわっちニカ!?どこへ行くんだよ」

ニ「千賀!?」



同時に、こいつらがやって来てさ。



ニ「ちょっと屋良さんの所へ用があって」

宮「独りで危ないってば」

ニ「大丈夫、それより」

宮「いっ、ギクッ」

千「ニカ!」

ニ「ちっ」



どうする?



千「俺たち話があって来たんだけど」

ニ「なに?」

千「とにかく、中へ入れてくれる」



しょうがない、フッ



ニ「入れば」

宮「お邪魔しまーす」

ニ「いちいち言わなくてもいいよ」



バタン!



ニ「適当に座って」

千「機嫌悪い?」

ニ「別にもう気にしてないし」

千「ほんと?」

ニ「あぁ」



ただ殴ってしまったからさ俺、宮田のことを。

昼間のラジオの収録後―



千「前にパーティやろうって横尾さんが言ってたじゃん」

ニ「あ、うん」

宮「数日のうちに行うことになった」

ニ「えっ、話しってそれだけ?」

宮「そう」

ニ「はあっ?おまえら呑気でいいな」

千「えっ」



悠長にパーティだなんてよ



ニ「俺、今それどころじゃないから」





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