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幻想世界☆

第1章 その扉が開くとき

・北山side

この日、俺達はコンサートを行っていた。



「盛り上がってるかぁ」

「わあぁーっ」

「まだまだ行けるなぁ」

「きゃああっ」



所狭しとステージ上を駆けずり廻り。



「タイピー」「みっくん」「タマちゃーん」



ファンの声援を受け。



「ニカあぁ」「千賀あぁ」「横尾さーん」「宮田」



終演後―



北「お疲れ」

ニ「めっちゃ楽しかった、なぁ千賀」

千「うんマジで今日の宮田は笑えたし」

宮「はっ?お前こそMCでボケツ掘ったくせによ」

ニ「千賀は愛嬌で済むからいいけど宮田はそうはいかないからな」

宮「そんな事ないもん」

千「あるある」

ニ「なぁーアハハッ」

宮「うわっ、こいつらムカつくぅ」

ニ千「あはははっ」



終わってからも楽屋の中は賑やかで。



玉「行くぜ、でこでこパーンチ」

宮「うわっ、いってぇ」

玉「よし絶好調、ニコッ」

藤「わた、タマ、めしでも食いに行かない?」

玉「OK」

横「じゃいつもの所で」



ガチャ、バタン!

ふぅーやっと静かになったわ。

携帯を取り出し発信ボタンを押す。

トルルル―



北「もしもし郁人、そっちはどう?」

河「もう終わってる、みんな帰ったん?」

北「あぁ、フッ」

河「じゃ今から合流な」

北「了解」



デビューして、今年で5年

気がつけばエビの中で一番こいつと会うようになっていた。

特に、滝沢歌舞伎シンガポール公演で共演してからは

Jr.時代 どちらかといえば俺はトッツーと。

河合は藤ヶ谷と仲がよく、しかし年を重ねるうち。

人の関係って、分からないものだわ。




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