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幻想世界☆

第18章 慟哭と苦悩②

・二階堂side

俺には信じられなかった、突然のガヤの豹変ぶりが。



ニ「ミツ、ミツうぅー」

宮「二階堂、しっかり」

ニ「宮…田、クッ」



床にヘタヘタっとしゃがみ込んだ俺を。

励ますかのように、宮田が傍へとやって来て。



千「いったい何が」

玉「わた、ガヤは何も言っていなかったの?」

横「あぁ、でもなんとなく気になっていた何だか元気がないなと」



確かめなくっちゃ―



ニ「ぜったい、絶対に何か原因があるはずガヤがミツにあんなことするわけないもん」

宮「そうさ」

ニ「俺、調べてみる」

千「ニカ」

横「危ない事はしちゃダメだよ」

ニ「じゃ、わったーはこのままでいいってわけ?」

横「なわけないでしょ」

玉「渉」

横「が、単独行動は」

ニ「話しがある」

千「えっ」

玉「なんの?」

ニ「ここでは言えない、クッ でも凄く重要な」



奴が、何処で聞いているか分からないから。



横「なら明日」

千「ちょうど、キスブサの収録があるし」

宮「そのとき」

玉「ちょっと待ってミツとガヤは?」

横「この際、一緒に聞いた方がいいんじゃないか」

ニ「あぁ」



俺は決心する、これ以上。

もう奴の好き勝手にはさせないと。

みんなに何もかも話し自分が知っていること全てを。

戦うしかないんだ俺たちは

己で道を開き、歩いて行くしか。

でなければ、この世界から抜け出すことはできないんだから。

それから、みんなで考えればいい。

これから、どうしたらいいのか?何をすべきなのかを

答えは必ず見つかるはず。



北「ん…んーん」

ニ「ハッ、ミツ俺だよ分かるミツ」

北「…ニ‥カ」

ニ「ぎゅっ、ミツ」



だって俺達の絆はそう容易く崩れたりはしないんだから。

絶対―




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