幻想世界☆
第18章 慟哭と苦悩②
えっ、みんないる!?
河「なにボサッとしている早く中へ入れ」
五「こんなところをハンターにでも見られたら、それこそ大変だ」
戸「あいつら、執事の手下みたいなものだからな」
ニ「あ、うん」
キーバタン!
屋「二階堂」
ニ「屋良さん俺達どうしたらいいんです?ガヤとミツを助けたいんだ」
―が、その顔を見たとたん思わず取り乱してしまい。
屋「落ち着け」
戸「ほら座って、ニコッ」
ニ「う、うん」
魔だなんて、それもゼロムがガヤに取り憑いていただなんてさ。
屋「残念ながら取り憑いてしまったものを俺達がどうこうする事はできん」
ニ「そん…な」
戸「でも、全く望みがないわけではないんだ」
ニ「それってどういう?」
河「あいつ宏光の記憶さえ戻れば、なんとかなるはずなんだ」
五「1年前の記憶をね」
狼狩りがあった…
屋「ただ、どうすれば甦るのかが分からない」
だから手の打ちようがないってことは結局…
塚「大丈夫きっと大丈夫」
橋「塚ちゃん」
塚「北山は、そんな弱い奴じゃないし」
山「俺達は信じるしかないってこと?」
塚「うん、そうだね」
信じる、ミツを。
屋「それと、この間の話しなんだが」
ニ「はい」
屋「少し訂正がある」
ニ「えっ」
戸「この夢は北山が幼い頃に見たものだって事は分かったよね」
ニ「うん」
五「白い月の使者とはつまり夢の持ち主のことを指しているんだってことも」
ニ「コクン」
それはミツ、銀色の狼。
橋「その月に選ばれし者」
屋「俺達は、それが北山だと思っていたんだ」
ニ「えっ、違うの?」
河「どうやら別にいるらしい」
ニ「誰?」
塚「白い月の使者は白い月その者の意思を持つ存在」
塚ちゃん?
塚「そう考えると選ばれし者とは、その使者に選ばれし者ってことになる」
えっ、あっ…
ニ「えぇー嘘!?」
屋「その通りさ、フッ」
ニ「まさかぁ、ハハッ」
マジですか?
それは、あまりにも唐突で信じられない事だった。
自分自身にとって―
河「なにボサッとしている早く中へ入れ」
五「こんなところをハンターにでも見られたら、それこそ大変だ」
戸「あいつら、執事の手下みたいなものだからな」
ニ「あ、うん」
キーバタン!
屋「二階堂」
ニ「屋良さん俺達どうしたらいいんです?ガヤとミツを助けたいんだ」
―が、その顔を見たとたん思わず取り乱してしまい。
屋「落ち着け」
戸「ほら座って、ニコッ」
ニ「う、うん」
魔だなんて、それもゼロムがガヤに取り憑いていただなんてさ。
屋「残念ながら取り憑いてしまったものを俺達がどうこうする事はできん」
ニ「そん…な」
戸「でも、全く望みがないわけではないんだ」
ニ「それってどういう?」
河「あいつ宏光の記憶さえ戻れば、なんとかなるはずなんだ」
五「1年前の記憶をね」
狼狩りがあった…
屋「ただ、どうすれば甦るのかが分からない」
だから手の打ちようがないってことは結局…
塚「大丈夫きっと大丈夫」
橋「塚ちゃん」
塚「北山は、そんな弱い奴じゃないし」
山「俺達は信じるしかないってこと?」
塚「うん、そうだね」
信じる、ミツを。
屋「それと、この間の話しなんだが」
ニ「はい」
屋「少し訂正がある」
ニ「えっ」
戸「この夢は北山が幼い頃に見たものだって事は分かったよね」
ニ「うん」
五「白い月の使者とはつまり夢の持ち主のことを指しているんだってことも」
ニ「コクン」
それはミツ、銀色の狼。
橋「その月に選ばれし者」
屋「俺達は、それが北山だと思っていたんだ」
ニ「えっ、違うの?」
河「どうやら別にいるらしい」
ニ「誰?」
塚「白い月の使者は白い月その者の意思を持つ存在」
塚ちゃん?
塚「そう考えると選ばれし者とは、その使者に選ばれし者ってことになる」
えっ、あっ…
ニ「えぇー嘘!?」
屋「その通りさ、フッ」
ニ「まさかぁ、ハハッ」
マジですか?
それは、あまりにも唐突で信じられない事だった。
自分自身にとって―