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幻想世界☆

第19章 寄り添う心③

藤「これでいいんだろニカわた」

北「えっ」

藤「ったく2人して、手の込んだ事をしてくれて」



すると後ろの方から。

.

横「やっぱり気づいていたんだ」

北「横尾さん!?」

ニ「さすがだねガヤ」



2人とも姿を現し。



藤「でも、どうして」

横「ニカに前もって言われてたんだ、もしミツが自分から望んだら願いを叶えてやりたいと」

北「ニカ」

ニ「だってミツ、寂しそうだったから」



Thank You―

それはラジオの収録前に、ニカがわたに頼んでいた事だった。



横「話ってなに」

ニ「もしミツが…」



お陰で俺も前に1歩、進めそうだ。

もう二度と、やつの策略にハマッたりなんかしない。



藤「俺の気持ちはあの時となんら変わってない」

横「太輔、フッ」



護ってみせるさ、今度こそ。

その為なら、どんなことをもいとわないと。

お前らの前で約束するよ。

俺を信じ見守ってくれ後押しをしてくれた。

全ての仲間たちに誓う決して裏切りはしないと。

有り難う、みんな。



藤「だから一緒に戦おう」

ニ「おう」

横「全員で、だろ?太輔」

北「横尾さん、フッ」



負けやしない、あんな奴らに。

俺達には護らなければならない、愛しい人がいるんだから。



藤「ほら着いたぜ」



取り戻したいんだ俺は。

その大好きな無邪気な笑顔をこの手で必ず。




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