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幻想世界☆

第21章 甦った記憶①

河「二階堂、覚えてるか?俺達と昼間あそこで会ったときの事を」

ニ「もちろん」

五「そこは現世と繋がっている唯一の場所なんだ」



なっ、マジでか!?



河「俺達は何故?そこから行き来できるのか分からなかったが、そういう事だったんだな」

屋「ここにはない、多分」

ニ「屋良さん」

五「現世の執事がいる所」

河「だとしたら、俺らではどうしようもない」

五「あとは、おまえに託す二階堂」

ニ「ごっち」

河「現世での奴の居場所を探せ」

屋「そこにきっと、この夢をゼロムから取り戻す方法があるはずだ」



取り…戻す?



五「そうすればきっと」

河「みんな夢から解放されるさ」

ニ「分かった」



それから、大広間へ戻ると

あれ?わったーにタマふたりとも何処かへ行ってたんじゃなかったのか。



横「屋良さん」

屋「詳しくは、二階堂から聞け」

横「つまり収穫があったんですね」

河「バッチリさ」

五「郁人が偉そうに言う事じゃないだろ」



確かに、クスッ



ニ「んっ?もしかして」

横「どうかした?」

ニ「2人とも、わざと」

玉「俺たちが、いつまでも大広間にいたら執事が怪しむでしょ」

ニ「えっ?ってことは宮田と千賀も」

横「あの2人は今頃、フッ」

玉「部屋で、イチャイチャしているさ」

ニ「ハハッ」



だよな、やっぱり、あっ、ミツとガヤもいない。



横「大丈夫」

ニ「わったー」

玉「執事も言ってたじゃんお好きにどうぞって」



そうだったね。

好き合っている2人、なのにあいつのせいで クッ

今は、心ゆくまで愛し合えばいいさ。

必ず俺が、ここから出してあげるから。

ガヤ・みつ…




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