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幻想世界☆

第21章 甦った記憶①

・二階堂side

それから、暫くして。



宮「千ちゃん、なぁ千ちゃんってば」

千「んっ?なに宮田」

宮「あっちへ行かない」



カップルは徐々に、その場を外して行き。



横「裕太」

玉「わた、みんなが見てるよ」

横「大丈夫だって向こうへ行けば、ニコッ」



気がついたら、みんな。



屋「二階堂、あいつの部屋へ案内してくれる」

二「分かった」

河「よし行くぞ」

五「良亮と塚ちゃんはドアの前で見張り役を頼む」

塚橋「了解」



俺達は、その隙を狙い。



戸「俺と亮太は執事の様子を伺っているから」

山「そっちへ行きそうになったら教えるね」

屋「頼んだ」



あいつの部屋へと向かったんだ。



河「しっかし、ほんと人の情事を盗み見るのが好きだよな」

五「が、お陰で俺達はチャンスを貰えた」

屋「絶対に探し出してみせるさ」

二「屋良さん」



執事の部屋には、いろんな物があった。



河「げっ、なんだこりゃ」

五「鞭、あと縄も」

屋「まるで、SMの世界だな」



これでミツを、クッ



五「見て」

屋「占いの道具か」

河「服もある」

二「間違いない、このフードがきっと」

五「じゃ、やっぱり」



占い師は執事。



ニ「でもだとしたらあいつも、夢を見続けているってこと?」

五「いや、それだと矛盾が生じてくる」

河「奴が昼間は現世にいたのなら、太輔たちの様子を伺うことは逆に不可能だろうし」



って事は…



屋「こういうのはどう執事は何らかの事情で現世では眠ったままになっている」

河「植物状態ってこと?」

五「あり得るかも」

ニ「えっ、じゃ」

屋「病院だ、やつが占い師として現れた場所の近くに必ずあるはず」

ニ「どうして?」




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