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幻想世界☆

第28章 幻想世界☆番外編

・第20章以降~

○月□日

今日は、パーティだ。

昨日あれから二階堂がやって来て、そう言った。

もちろん俺は行く気満々で

だけど待てど暮らせど誰も来ない。

ガタガタガタ、ガタガタ、鉄格子を揺さぶり叫ぶ。

「おーい屋良さーん亮太」

何度も何回も。

まさか置いてきぼり?じょーだんじゃね。

「そんな事をしたら化けて出てやるからなぁーっ」

「はいはい」

すると呆れ顔の屋良さんが現れ。

「生きてる奴がどうやって化けるんだよ」

「それでも」

「ほら行くぞ」

が、しかし。

パーティーが終わったら、やっぱり俺はここへと戻されてしまう。

なぜ?どうして、いい加減自由にしてくれよ屋良さん



〈コメント〉

ここを出て、どこへ行くっていうんだ?行く場所なんてないだろ? by屋良



○月×日

そりゃ、そうだけどさ。

だったら亮太みたいに傍へ置いてくれたっていいじゃんか。

完璧、俺は遊ばれてる気がするのは気のせい?



〈コメント〉

なんだ、やっと分かったか by屋良



○月△日

パーティも終わったということで桐山と立てた作戦を今日より再び再開する事とする。

日が開いたものだからたくさん騒ぎまくってやったわ

いやぁー桐山がいてくれてほんと良かった。

こいつは俺と同じで絶対に売れそうにないからな。

今度こそ、きっと。



〈コメント〉

――――――――なし



○月◇日

屋良さん、どうして黙っているんだよ?

おーい!

コメントないとつまらないじゃん。



〈コメント〉

やっほー塚ちゃんだよん、今日は屋良にぃに高級チーズを渡しておいたから食べてね。 by塚田



○月◎日

えっ?来てたのか塚ちゃん

なら、どうして顔を出してくれなかったんだよ。

奥から美味そうなチーズの匂いがする。

どうやらチーズフォンデュにしているらしい。

ちっ、また食われてしまったわ。



〈コメント〉

美味しかった、ご馳走さま by亮太




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