テキストサイズ

幻想世界☆

第28章 幻想世界☆番外編

・第18章から

○月◎日

今日は、大変な情報が飛び込んで来た。

教えてくれたのは塚ちゃん

俺達は急ぎ屋良さんのもとへ集まり二階堂が来るのを待ったんだ。

が、そのあと檻の中へ戻った俺は更に驚く事となる。

薄暗い中に見えた、3つの人影。

1人は屋良さん、もう2つは。

ボソボソと話し声が聞こえ

「優馬を?なんの動物か、知っているの」

その言葉に桐山が反応した

「なんやて!?」

しっ、煩い!

「あいつなら、ペルシャ猫やわ」

とたん―

「その声、桐山?」

近づいて来た姿にビックリしたってもんじゃない。

「ありゃ、河合もいるよ」

「ネズミ?」

翼くん滝沢くん、俺はハムスターだってネズミは桐山

あははっと笑っている屋良さん。

「猫かぁ、可愛いんだろうな」

「翼、あいつは俺のもん」

「なに言ってるの?あなた譲りませんよ」

「まぁまぁ、まだこれから捜すんだからさ」

なんだよ、また優馬の取り合いか?

革命やプレゾンで共演して以来、ふたりともすっかり虜になってしまい。

俺だっていますよ、飼い主は1人しかなれないんです

どちらか俺にして下さーい

そう叫びたかったけれど、やめにする。

だって2人とも、俺のことを見ようともせず言い合っていたから。

河合ちゃん、寂しい…



〈コメント〉

そうなんだ、我儘な同期で困るよ。by屋良

河合からも、滝沢に言ってくれ優馬は俺のだって。 by今井

よっ、頑張れな。by滝沢



○月▽日

滝沢くんツレないっす…

こうなったら騒ぎまくってやろうと。

俺と桐山はガンガントークを飛ばし、大声で笑い合う

「そうすりゃきっと、屋良さんがうるそうて我慢できへんようになり俺らを解放するに決まっとる」

案を出したのは桐山。

どうせなら、歌い踊っちゃおうぜ。

イェイ、イェイ―


〈コメント〉

―――――――――なし




ストーリーメニュー

TOPTOPへ