10分屋【ARS・N】
第2章 ババ抜き
応接セットに腰かけていたのは、高校生くらいの女の子。
「やー、カズくん!はっじめましてー!」
立ち上がって敬礼をした。
「あ、あぁ…、初めまして…。」
フリフリの、服というより衣装を着た女の子がニッコリ笑った。
「カズくんの永遠のマスコット、モエモエだお!よっろしくね!」
モエモエとかいう女の子は、片手を腰にあて、片手を目の横でピースした。
「よ、よろしく…。」
まるでアニメから抜け出たようなその光景に二の句を繋げないでいると、モエモエは「あっ」と小さな声を上げた。
斜め掛けしているウサギ型のポシェットから札束を取り出した。
「カズくんに会うために、用意したでお!」
きっちり帯がされた一万円札の束を差し出した。
「あ、ありがとう…。」
俺は、札束を受け取るとそれが確かに100万円あることを確認した。
「やー、カズくん!はっじめましてー!」
立ち上がって敬礼をした。
「あ、あぁ…、初めまして…。」
フリフリの、服というより衣装を着た女の子がニッコリ笑った。
「カズくんの永遠のマスコット、モエモエだお!よっろしくね!」
モエモエとかいう女の子は、片手を腰にあて、片手を目の横でピースした。
「よ、よろしく…。」
まるでアニメから抜け出たようなその光景に二の句を繋げないでいると、モエモエは「あっ」と小さな声を上げた。
斜め掛けしているウサギ型のポシェットから札束を取り出した。
「カズくんに会うために、用意したでお!」
きっちり帯がされた一万円札の束を差し出した。
「あ、ありがとう…。」
俺は、札束を受け取るとそれが確かに100万円あることを確認した。