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10分屋【ARS・N】

第7章 世界一難しい恋をする

鮫島自身が、俺の後ろからズルリと抜けた。

二「はぁ…っ。」

俺は無性に寂しさを覚えた。

俺は使用後のコンドームの処理を教えた。

そしてお互いのアソコをティッシュでぬぐった。

二「終わったら、腕枕でもしてやれよ。したいだろ、好きな女に腕枕。」

鮫「うん、したい!」

鮫島は腕を伸ばし、俺を抱き寄せて腕枕した。

俺は鮫島の腕の中にすっぽり入った。

俺はえもいわれぬ幸せを感じた。

鮫島は俺の髪を優しくなでた。

二「あんた、頑張んなよ。ニノちゃん先生がお墨付き出してやっから。」

鮫「俺、頑張る…。」

どちらからともなく、唇を寄せた。

鮫島のぬくもりに包まれて、俺はいつの間にか眠りに落ちていた。

しばらくして目を覚ますと、鮫島はいなかった。

応接室に戻ると、テーブルの上に札束が積まれていた。

延長料金分まできっちりと支払われていた。

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