テキストサイズ

[現代版] 天使と悪魔

第8章 それぞれの想い

・玉森side

宮「絆?俺とタマとの」

玉「そう、お前がいま傍にいてくれているように俺も独りで苦しんでる宮田の力になりたい、そう思ってたんだ」

宮「そうなの?」

玉「なに驚いてるの当たり前じゃん俺達シンメだよ」

宮「うっ…タマ‥」



不思議だね。

ミツとのことは凄くショックだったけど。

わたと宮田に話したことで

自分の中で何かが変化しているのを俺は。

このとき確かに感じていたんだから。

過去はそうだったかもしれない。

でも今、俺達は生きている

だったら、これからを大事にすればいいんじゃんって

もし、また同じような事が起きたら。

いや、起きようとしているのかもしれないけど。

今度こそ!

そうだろ俊?あの時みたいにバラバラになったりしないで、みんな一緒に。

そうすれば乗り越えられるはず。

絶対に―

だから教えて欲しいんだ、その方法を。

知らなければ、前へは進めない気がするから。

二度と同じことを繰り返さない為にも。



宮「じゃ約束してくれる」



自分が傍にいる時にして、俊哉はそう言った。

でも、それじゃ意味がない1人で確かめなくっちゃ。

前世を認めることができず逃げていた自分だからこそ

そうしなければならないと思った。

もっと強くなりたい。

大切な人をもう二度と失いたくはないから。

だけど心配しなくても大丈夫だよ俺には宮田が。

そして仲間たちがいるんだ

昔も今も変わらない気持ちで俺は。

これからもずっーとお前の傍にいるから。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ