
[現代版] 天使と悪魔
第9章 心と記憶の和
・北山side
ったく、なんなんで藤ヶ谷のやつ。
バシャン、あぁー苛々する堪らない。
北「くっ」
触れられた胸が熱い、まるで燃えているみたいに。
ドックン、ドックン―
心臓が高鳴っているんだ、苦しいくらい。
あり得ないわ、クッ!
北「くっそ、冗談じゃねって」
身体中が火照って、どうしようもなく。
水風呂に飛び込んだが一向に治まらない。
どうなってるんで俺?
北「っ…ハァハァハァ‥んなわけ…ねんだ‥んなわけ」
俺は男あいつも男じゃどうして?
キュン―
ふたりして倒れ込んだ拍子に見つめ合った瞬間。
心臓が止まるかと思うくらいドキドキした。
ちげぇあれはそんなんじゃ
今までだって、至近距離で視線が合わさった事くらいあったのに。
んなことあるわけ。
こんなふうにはならなかったじゃないか。
なのにどうして今日は?
俺が男なんかを?心は散々に乱れ切なく胸を締めつける。
なんとかしてくれよ、これ
が、その時だった何処からともなく現れた複数の男達に突然。
周りを取り囲まれてしまったのは。
なんでぇ、こいつら?
「さすが、いい身体つきをしている」
「惚れ惚れするくらいだ」
「少しだけ、頂いちゃマズいか?」
「さぁ?しかし、ダメとは聞いてないぞ」
「あの方はそれが目的ではないのだから関係ないだろう」
「ではせっかくの機会みなで楽しませて貰おうではないか、ニヤッ」
近づくんじゃねぇ。
北「ちょ放せ、やめろって何するんだわ!よせ」
ガラッ!
藤「北山!」
北「‥‥っ」
藤…ヶ谷‥
藤「お前ら何をしている、そいつから離れろ」
あいつ―
「なんだ人間じゃないか」
「どうする?」
「邪魔だ、やっちまえ」
んだめだ。
北「来るんじゃねぇ、こいつら普通じゃない」
言ってることがおかしい。
藤「そうはいくか、こんな状態を黙って見てられるわけねぇ」
北「藤ヶ谷!」
とたん連中の眼が、妖しく光ったかと思うと。
何人かがあいつへ襲いかかって行き。
北「やめろおぉーっ」
が、残りのやつらが身体をしっかり掴まえてやがるから。
俺は近づくことも出来ず。
・
ったく、なんなんで藤ヶ谷のやつ。
バシャン、あぁー苛々する堪らない。
北「くっ」
触れられた胸が熱い、まるで燃えているみたいに。
ドックン、ドックン―
心臓が高鳴っているんだ、苦しいくらい。
あり得ないわ、クッ!
北「くっそ、冗談じゃねって」
身体中が火照って、どうしようもなく。
水風呂に飛び込んだが一向に治まらない。
どうなってるんで俺?
北「っ…ハァハァハァ‥んなわけ…ねんだ‥んなわけ」
俺は男あいつも男じゃどうして?
キュン―
ふたりして倒れ込んだ拍子に見つめ合った瞬間。
心臓が止まるかと思うくらいドキドキした。
ちげぇあれはそんなんじゃ
今までだって、至近距離で視線が合わさった事くらいあったのに。
んなことあるわけ。
こんなふうにはならなかったじゃないか。
なのにどうして今日は?
俺が男なんかを?心は散々に乱れ切なく胸を締めつける。
なんとかしてくれよ、これ
が、その時だった何処からともなく現れた複数の男達に突然。
周りを取り囲まれてしまったのは。
なんでぇ、こいつら?
「さすが、いい身体つきをしている」
「惚れ惚れするくらいだ」
「少しだけ、頂いちゃマズいか?」
「さぁ?しかし、ダメとは聞いてないぞ」
「あの方はそれが目的ではないのだから関係ないだろう」
「ではせっかくの機会みなで楽しませて貰おうではないか、ニヤッ」
近づくんじゃねぇ。
北「ちょ放せ、やめろって何するんだわ!よせ」
ガラッ!
藤「北山!」
北「‥‥っ」
藤…ヶ谷‥
藤「お前ら何をしている、そいつから離れろ」
あいつ―
「なんだ人間じゃないか」
「どうする?」
「邪魔だ、やっちまえ」
んだめだ。
北「来るんじゃねぇ、こいつら普通じゃない」
言ってることがおかしい。
藤「そうはいくか、こんな状態を黙って見てられるわけねぇ」
北「藤ヶ谷!」
とたん連中の眼が、妖しく光ったかと思うと。
何人かがあいつへ襲いかかって行き。
北「やめろおぉーっ」
が、残りのやつらが身体をしっかり掴まえてやがるから。
俺は近づくことも出来ず。
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