
[現代版] 天使と悪魔
第9章 心と記憶の和
・北山side
藤「お前ら俺の相棒をどうする気だ、その汚らしい手を放せって言ってるのが聞こえねぇのか!」
そして、叫ぶ藤ヶ谷を瞬く間に取り囲んだかと思うと
藤「うわっ」
ジャッバーン!
浴槽の中へ叩き込みやがってよ。
北「藤ヶ谷あぁーっ」
それからは、複数で寄ってたかり。
ジャブ、ブクブク―
藤「…ぷはっ‥んな事‥したって…あっ」
顔を湯の中へ突っ込み始め
藤「‥っ…ハァハァハァ‥俺は…くあっ」
バシャン、ブクブク―
藤「お前…らに‥負けたり…しねぇぞ」
何度も、何回も。
それは俺の前で繰り返されていき。
北「やめろ、よしてくれ!それ以上やったら」
ブクブクブクッ―
藤「ぷはっ…手を‥出す…奴…は許‥さん」
藤ヶ谷、クッ!
藤「ハァハァハァ…おっ‥俺の‥俺の北山を返せぇーっ」
俺の…北山?
バシャン!
ブクブクブクッ―
“愛してる、ひろ”
今、確かにそう言ったよな
「しぶとい奴だ」
「これで、とどめだ観念しやがれ」
バッシャーン!
よせ、死んじまう、藤ヶ谷が、死…クッ!
ドックン―
北「やめろって言ってるだろがあぁーっ」
ピカァーッ!
その瞬間、自分の身体の奥から何かが解き放たれたのを感じる。
「うっわあぁーっ」
「かっ、神の光りだ」
「どうして何故だ?こいつはまだ覚醒していないはずではなかったのか」
「くあっ、消える消えちまうぅーっ」
「助け…て‥くれ…」
なにが起きたのか自分でも分からないまま。
ハッと我に返ったときには
周りにいたあの、おかしな連中はいなくなっていてよ
そっ、そうだ藤ヶ谷。
慌てて駆けつけるとそこに
北「おい、しっかりしろ」
意識のない、こいつがいて
どうすればいい、このままじゃヤバいって。
北「なっ、目を覚ませ頼むから藤ヶ谷あぁーっ」
咄嗟に人工呼吸をし必死で名前を呼び続ける。
誰か…助けて‥誰かさ…
北「うっ…内‥うっ…うっ内いぃーっ」
なんでその名前を呼んだのか俺にも分からない。
だた、無意識に口から出ていた。
すがるような想いで―
ガラッ!
あいつになら、届くような気がし。
・
藤「お前ら俺の相棒をどうする気だ、その汚らしい手を放せって言ってるのが聞こえねぇのか!」
そして、叫ぶ藤ヶ谷を瞬く間に取り囲んだかと思うと
藤「うわっ」
ジャッバーン!
浴槽の中へ叩き込みやがってよ。
北「藤ヶ谷あぁーっ」
それからは、複数で寄ってたかり。
ジャブ、ブクブク―
藤「…ぷはっ‥んな事‥したって…あっ」
顔を湯の中へ突っ込み始め
藤「‥っ…ハァハァハァ‥俺は…くあっ」
バシャン、ブクブク―
藤「お前…らに‥負けたり…しねぇぞ」
何度も、何回も。
それは俺の前で繰り返されていき。
北「やめろ、よしてくれ!それ以上やったら」
ブクブクブクッ―
藤「ぷはっ…手を‥出す…奴…は許‥さん」
藤ヶ谷、クッ!
藤「ハァハァハァ…おっ‥俺の‥俺の北山を返せぇーっ」
俺の…北山?
バシャン!
ブクブクブクッ―
“愛してる、ひろ”
今、確かにそう言ったよな
「しぶとい奴だ」
「これで、とどめだ観念しやがれ」
バッシャーン!
よせ、死んじまう、藤ヶ谷が、死…クッ!
ドックン―
北「やめろって言ってるだろがあぁーっ」
ピカァーッ!
その瞬間、自分の身体の奥から何かが解き放たれたのを感じる。
「うっわあぁーっ」
「かっ、神の光りだ」
「どうして何故だ?こいつはまだ覚醒していないはずではなかったのか」
「くあっ、消える消えちまうぅーっ」
「助け…て‥くれ…」
なにが起きたのか自分でも分からないまま。
ハッと我に返ったときには
周りにいたあの、おかしな連中はいなくなっていてよ
そっ、そうだ藤ヶ谷。
慌てて駆けつけるとそこに
北「おい、しっかりしろ」
意識のない、こいつがいて
どうすればいい、このままじゃヤバいって。
北「なっ、目を覚ませ頼むから藤ヶ谷あぁーっ」
咄嗟に人工呼吸をし必死で名前を呼び続ける。
誰か…助けて‥誰かさ…
北「うっ…内‥うっ…うっ内いぃーっ」
なんでその名前を呼んだのか俺にも分からない。
だた、無意識に口から出ていた。
すがるような想いで―
ガラッ!
あいつになら、届くような気がし。
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