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[現代版] 天使と悪魔

第9章 心と記憶の和

・藤ヶ谷side

北「藤ヶ谷なぁ藤ヶ谷ってば目を覚ませ、なぁーっ」



ダッ―



内「どないしたん北山なにがあったん」

北「内…藤ヶ谷‥が…死ん‥じまう…藤ヶ谷がぁー内いぃーっ」

内「落ち着け、大丈夫やて心配するな」

北「でも…クッ‥こいつ息が…助けて内‥なぁ…助っ‥け…ガクン」

内「ハッ、北山!」



そのまま倒れ込んでしまった北山と。

意識のない俺を内はここへ連れて来たんだとそう話してくれる。

んっ?ちょっと待て。



藤「どうやって独りでか」

内「俺らには、仲間がおるやん心強くて頼もしい仲間が、ニコッ」

藤「仲間?」

内「照史、出て来て姿見せてやれ」



えっ?桐山。



桐山「呼ばれて、じゃじゃじゃーん桐山照史でーす」

藤「ぁ…‥」

桐山「気がついて良かったわ心配したんやでぇ」

内「どうやら、記憶も取り戻したみたいやし」

桐山「なら雨降って地固まるやな ニコッ」

内「だが、肝心なのはこれからや」



そう、内の言う通りだった



内「まだ全部を思い出したわけやない、重ねて北山の記憶は戻ってないんやから」



あのとき北山が奴らに放った光りは。

確かに前世と同じ闇を浄化する能力だったが。



内「まだまだ大変なことが続くやろ」



本人が意識的にやったことではない。





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