
[現代版] 天使と悪魔
第10章 慟哭の記憶③
・横尾side
屋「俺達は、まめに連絡を取り合いおまえらの様子を伺いながら行動を起こす事にしたんだ」
横「WESTの連中の上に黒い羽根が落ちて来たのはその後ってことですね」
屋「すぐ内から連絡が来たそっちでも、何かが起こるはずだってな」
五「そして俺と塚ちゃん」
玉「宮田に」
横「俺か、フッ」
屋良さんが、あえて動かず静観していたのは。
屋「まだ、意図がはっきりしていなかったのもあるが自分自身、危惧を感じるほど思い出せていたわけじゃなかったから横尾と同じで意味不明だったんだ」
確かに。
前世の記憶を思い出したからといって。
すぐさまそれが危険と結びつくわけじゃない。
俺達は、そんな危険と背中合わせの中で生きてはいないから。
屋「が、記憶と共に自分の中で能力までも甦り始め」
玉「それじゃあ」
屋「玉森お前よく頑張ったな、フッ」
玉「えっ」
屋「横尾から聞いて、心配だったから見ていたんだ」
玉「屋良さん」
屋「独りでよく自分の死の恐怖と戦った今のお前なら北山を護り通すことができるだろう、ニコッ」
玉「見守っててくれてたんですね」
宮「タマ」
玉「俺は、独りじゃなかった」
屋「んっ?」
玉「あのとき感じたんです誰かの優しい視線を、あれは屋良さんだったんだ」
屋「そっか、フッ」
玉「有り難うございます」
裕太―
・
屋「俺達は、まめに連絡を取り合いおまえらの様子を伺いながら行動を起こす事にしたんだ」
横「WESTの連中の上に黒い羽根が落ちて来たのはその後ってことですね」
屋「すぐ内から連絡が来たそっちでも、何かが起こるはずだってな」
五「そして俺と塚ちゃん」
玉「宮田に」
横「俺か、フッ」
屋良さんが、あえて動かず静観していたのは。
屋「まだ、意図がはっきりしていなかったのもあるが自分自身、危惧を感じるほど思い出せていたわけじゃなかったから横尾と同じで意味不明だったんだ」
確かに。
前世の記憶を思い出したからといって。
すぐさまそれが危険と結びつくわけじゃない。
俺達は、そんな危険と背中合わせの中で生きてはいないから。
屋「が、記憶と共に自分の中で能力までも甦り始め」
玉「それじゃあ」
屋「玉森お前よく頑張ったな、フッ」
玉「えっ」
屋「横尾から聞いて、心配だったから見ていたんだ」
玉「屋良さん」
屋「独りでよく自分の死の恐怖と戦った今のお前なら北山を護り通すことができるだろう、ニコッ」
玉「見守っててくれてたんですね」
宮「タマ」
玉「俺は、独りじゃなかった」
屋「んっ?」
玉「あのとき感じたんです誰かの優しい視線を、あれは屋良さんだったんだ」
屋「そっか、フッ」
玉「有り難うございます」
裕太―
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