
[現代版] 天使と悪魔
第10章 慟哭の記憶③
・横尾side
横「で、実際のところ屋良さんはどこまで思い出しているんです?」
屋「最期までだ」
山「屋良にぃ」
屋「大丈夫だ、亮太 心配するな」
やっぱり、そうだったのか
屋「俺が最期のときを思い出したしたのは亮太お前を抱いたあの夜なんだから」
山「えっ」
なに!
屋「寝てしまった、お前を見ていたら球体に呼ばれてる気がし触れてみると」
じゃ、それまではまだ。
屋「朝、目を覚ますと満面の笑顔のお前がいた」
屋良さん。
屋「救われた気がしたよ、その笑顔に ニコッ」
山「おっ…俺は‥屋良にぃが…その大好きだから」
屋「ふっ、ありがと」
山「屋良にぃーっ」
ギュッ!
腕の中へ飛び込む亮太を、優しく包み込む屋良さん。
千「亮太 ニコッ」
そんな2人のことを健永も嬉しそうに見つめている。
これで良かったのかもしれない。
3人の姿を見て俺も思った
それから屋良さんは、甦った前世の記憶を俺達に話して聞かせてくれたんだ。
が、そこには前世の俺らの知らない屋良さんがいたことを知る。
屋「ずっと思っていた」
あの慟哭の出来事を後悔し続けていたという。
屋「自分の罪は消えはしないと、クッ」
その苦しかった胸の内を。
誰もが抱えている前世での苦悩は今の世で。
俺達に一体なにを言いたいのだろうか?
それを知るにはまだ、この先の道のりは遠い気がする
だが、それでも俺達は辿り着くしかないんだ。
それぞれの想いと共に―
・
横「で、実際のところ屋良さんはどこまで思い出しているんです?」
屋「最期までだ」
山「屋良にぃ」
屋「大丈夫だ、亮太 心配するな」
やっぱり、そうだったのか
屋「俺が最期のときを思い出したしたのは亮太お前を抱いたあの夜なんだから」
山「えっ」
なに!
屋「寝てしまった、お前を見ていたら球体に呼ばれてる気がし触れてみると」
じゃ、それまではまだ。
屋「朝、目を覚ますと満面の笑顔のお前がいた」
屋良さん。
屋「救われた気がしたよ、その笑顔に ニコッ」
山「おっ…俺は‥屋良にぃが…その大好きだから」
屋「ふっ、ありがと」
山「屋良にぃーっ」
ギュッ!
腕の中へ飛び込む亮太を、優しく包み込む屋良さん。
千「亮太 ニコッ」
そんな2人のことを健永も嬉しそうに見つめている。
これで良かったのかもしれない。
3人の姿を見て俺も思った
それから屋良さんは、甦った前世の記憶を俺達に話して聞かせてくれたんだ。
が、そこには前世の俺らの知らない屋良さんがいたことを知る。
屋「ずっと思っていた」
あの慟哭の出来事を後悔し続けていたという。
屋「自分の罪は消えはしないと、クッ」
その苦しかった胸の内を。
誰もが抱えている前世での苦悩は今の世で。
俺達に一体なにを言いたいのだろうか?
それを知るにはまだ、この先の道のりは遠い気がする
だが、それでも俺達は辿り着くしかないんだ。
それぞれの想いと共に―
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