
[現代版] 天使と悪魔
第11章 記憶の欠片
・河合side
戸「河合、今日は土曜日」
河「日曜だぜ、ニコッ」
戸「じゃ、明日は月曜か」
河「‥‥‥」
このところトッツーは俺にこんなことばかりを聞いて来る。
戸「会いたいな」
河「誰に?」
戸「‥‥‥」
もしかして宏光?
あの日いらい俺はこいつのことが心配でずっと泊まり込んでいるんだが。
少しずつ元気をなくしてる気がしてよ。
会わせてやるか、フッ!
河「行ってみる?」
戸「えっ」
河「宏光の家?」
戸「うん ニコッ」
河「ふっ」
久々に見るトッツーの笑顔だった。
それから―
藤「郁人?トッツーもどうしたんだよ」
河「太輔こそ、なんでここに?」
藤「んっ?あぁーちょっとな」
河「俺も、ちょっと」
まだ、お互いに前世の記憶を取り戻していただなんて知らず。
顔を合わせた俺と太輔。
河「それより宏光は?」
藤「いるよ寝てるけど」
河「アハッ、やっぱり、だとさどうするトッツー?」
戸「起きるの待たせて貰ってもいい?」
藤「いいんじゃない、ここ北山んちだし フッ」
河「じゃ上がらせて貰う」
戸「おじゃまします」
バタン―
まさかこのとき太輔も俺と同じで。
宏光のことが心配なあまり泊まり込んでいただなんて思ってもみなくて。
藤「なぁ郁人」
河「んっ?」
藤「なんかあった?」
河「えっ?別に」
藤「気のせいかなトッツー元気なくね?」
河「そんな事はねぇよ」
藤「ならいいんだけどさ」
河「‥‥‥」
部屋へ入ったとたん。
すぐさま寝ている北山の傍へ行き。
ジーッと、その寝顔を見つめているトッツー。
と、そのとき。
戸「や…だっ‥どうしたんだろ?勝手に眼から涙が」
なっ!?
その様子に驚いた表情をする太輔。
ヤバい!
河「あのさトッツー、何か思い出して出てしまっただけじゃね?よくある事じゃん、ハハッ」
藤「そうか?」
余計なこと言うんじゃない
戸「んーかな?」
河「あぁ、おまえは宏光が大好きだから会えて嬉しかったのもあるんだと思う、だから」
藤「そこまで久々じゃないだろ」
河「くっ、煩い太輔は少し黙っててくれ」
藤「‥‥っ」
情緒不安定なトッツー。
・
戸「河合、今日は土曜日」
河「日曜だぜ、ニコッ」
戸「じゃ、明日は月曜か」
河「‥‥‥」
このところトッツーは俺にこんなことばかりを聞いて来る。
戸「会いたいな」
河「誰に?」
戸「‥‥‥」
もしかして宏光?
あの日いらい俺はこいつのことが心配でずっと泊まり込んでいるんだが。
少しずつ元気をなくしてる気がしてよ。
会わせてやるか、フッ!
河「行ってみる?」
戸「えっ」
河「宏光の家?」
戸「うん ニコッ」
河「ふっ」
久々に見るトッツーの笑顔だった。
それから―
藤「郁人?トッツーもどうしたんだよ」
河「太輔こそ、なんでここに?」
藤「んっ?あぁーちょっとな」
河「俺も、ちょっと」
まだ、お互いに前世の記憶を取り戻していただなんて知らず。
顔を合わせた俺と太輔。
河「それより宏光は?」
藤「いるよ寝てるけど」
河「アハッ、やっぱり、だとさどうするトッツー?」
戸「起きるの待たせて貰ってもいい?」
藤「いいんじゃない、ここ北山んちだし フッ」
河「じゃ上がらせて貰う」
戸「おじゃまします」
バタン―
まさかこのとき太輔も俺と同じで。
宏光のことが心配なあまり泊まり込んでいただなんて思ってもみなくて。
藤「なぁ郁人」
河「んっ?」
藤「なんかあった?」
河「えっ?別に」
藤「気のせいかなトッツー元気なくね?」
河「そんな事はねぇよ」
藤「ならいいんだけどさ」
河「‥‥‥」
部屋へ入ったとたん。
すぐさま寝ている北山の傍へ行き。
ジーッと、その寝顔を見つめているトッツー。
と、そのとき。
戸「や…だっ‥どうしたんだろ?勝手に眼から涙が」
なっ!?
その様子に驚いた表情をする太輔。
ヤバい!
河「あのさトッツー、何か思い出して出てしまっただけじゃね?よくある事じゃん、ハハッ」
藤「そうか?」
余計なこと言うんじゃない
戸「んーかな?」
河「あぁ、おまえは宏光が大好きだから会えて嬉しかったのもあるんだと思う、だから」
藤「そこまで久々じゃないだろ」
河「くっ、煩い太輔は少し黙っててくれ」
藤「‥‥っ」
情緒不安定なトッツー。
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