
[現代版] 天使と悪魔
第12章 勇気と決意
・河合side
それは、昨日のこと。
五関から携帯へ電話が掛かって来て。
河「だから?何が言いたいんだよ」
2人が、最期まで思い出したことを俺が知ったのは。
五「郁人は、どうするつもりなんだ?」
このまま何もせずにいるのか、そう言いたいわけ?
五「もうすぐ帝劇の舞台が始まる」
河「…で?」
五「その前にやっとくべきことがあるんじゃないの」
河「ふっ、奥歯に物が挟まったような言い方をするな」
はっきり言えばいいじゃん
俺にも、最期の記憶を思い出して欲しいって。
河「俺は自分の思う通りのやり方でトッツーを護る、その決意になんら変わりはないよ」
五「郁人」
河「用は、それだけ?だったら」
五「藤ヶ谷も前世の記憶を取り戻した」
河「いつ!」
五「この間の…」
えっ、ちょっと待てよ。
それじゃなんだ、俺がトッツーを連れ家へ行ったときにはもう。
そういうことか―
河「なるほど、それであいつ宏光んちにいたんだな」
五「会ったのか北山と?」
河「トッツーが会いたがっているみたいだったから」
すると五関は…
五「お前と藤ヶ谷は、ある意味同じってわけ」
河「なにが?」
五「藤ヶ谷は北山を郁人はトッツーを自分の力で護ろうと必死になっている」
河「そりゃ」
五「自分にとって、大切な存在だから」
河「あぁ」
五「だけど俺達だって同じなんだぜ」
河「‥‥っ」
五「あまり意固地になるなよ」
河「おっ、俺は別に」
五「いつでも、頼って来いって」
五関―
五「じゃなきゃ寂しいじゃん俺も塚ちゃんもハッシーだってさ」
今は自分の思うようにすればいい、俺達は信じ待っているから。
最後に、五関はそう言って携帯を切る。
信じて…か。
前世の塚ちゃんを殺したのがトッツーだったとしても
お前はそう俺に言いたくて掛けて来たっていうのか。
思い出したって事は、それもハッキリ分かったって事だもんな。
それでも信じていると。
だが、そう簡単に事は運ばねんだ。
問題は、それだけじゃないんだから。
・
それは、昨日のこと。
五関から携帯へ電話が掛かって来て。
河「だから?何が言いたいんだよ」
2人が、最期まで思い出したことを俺が知ったのは。
五「郁人は、どうするつもりなんだ?」
このまま何もせずにいるのか、そう言いたいわけ?
五「もうすぐ帝劇の舞台が始まる」
河「…で?」
五「その前にやっとくべきことがあるんじゃないの」
河「ふっ、奥歯に物が挟まったような言い方をするな」
はっきり言えばいいじゃん
俺にも、最期の記憶を思い出して欲しいって。
河「俺は自分の思う通りのやり方でトッツーを護る、その決意になんら変わりはないよ」
五「郁人」
河「用は、それだけ?だったら」
五「藤ヶ谷も前世の記憶を取り戻した」
河「いつ!」
五「この間の…」
えっ、ちょっと待てよ。
それじゃなんだ、俺がトッツーを連れ家へ行ったときにはもう。
そういうことか―
河「なるほど、それであいつ宏光んちにいたんだな」
五「会ったのか北山と?」
河「トッツーが会いたがっているみたいだったから」
すると五関は…
五「お前と藤ヶ谷は、ある意味同じってわけ」
河「なにが?」
五「藤ヶ谷は北山を郁人はトッツーを自分の力で護ろうと必死になっている」
河「そりゃ」
五「自分にとって、大切な存在だから」
河「あぁ」
五「だけど俺達だって同じなんだぜ」
河「‥‥っ」
五「あまり意固地になるなよ」
河「おっ、俺は別に」
五「いつでも、頼って来いって」
五関―
五「じゃなきゃ寂しいじゃん俺も塚ちゃんもハッシーだってさ」
今は自分の思うようにすればいい、俺達は信じ待っているから。
最後に、五関はそう言って携帯を切る。
信じて…か。
前世の塚ちゃんを殺したのがトッツーだったとしても
お前はそう俺に言いたくて掛けて来たっていうのか。
思い出したって事は、それもハッキリ分かったって事だもんな。
それでも信じていると。
だが、そう簡単に事は運ばねんだ。
問題は、それだけじゃないんだから。
・
