
[現代版] 天使と悪魔
第13章 慟哭の記憶④
・千賀side
しかし―
ニ「どこへ行ってしまったんだろな」
手掛かりどころかいた形跡すらなく。
千「どうする?これじゃ、全く見当がつかない」
2人して途方にくれていたそのとき。
ゴオォーッ!
それは、とある洞窟の中で
ニ「なっ、なんだこの音」
千「上から聞こえる」
ドッシャーン!
ニ「危ない健永」
千「ニカ!」
グサッ―
ニ「んぐふっ」
千「ぐあっ」
ガラガラッ!
どうして天井が崩れて来たかなんて、俺達には分からなかった。
ニ「けっ…健永‥生きて…るか‥クッ」
千「…くっ‥なん…とか‥ね」
でも落下して来た岩の柱が俺を庇ったニカの身体へと突き刺さり。
それは貫通して、下にいた俺をも突き刺してしまってよ。
ニ「ふっ…参っ‥た…な」
千「…ニカ‥クッ」
ニ「俺…たち‥くっ…ついた…まんまじゃん‥クスッ」
千「…け‥ど…俺ら‥らしく…て‥いいんじゃね」
ニ「だな、ぐふっ」
千「ニカ、うぐぐっ」
ニ「けっ…健永‥俺」
千「…だい‥じょう…ぶ‥俺…が一緒にいる‥から‥怖く…ない‥だろ」
ニ「うん…お前と一緒なら…怖く‥はない…フッ」
ニカの手が俺の手をギュッと握りしめる。
千「…ニ‥カ…フッ」
ニ「健…永‥ニコッ」
俺達はいつも一緒、何処にいてもどんなときでも。
これからもずーっと。
そこで意識が途切れた最後の最期まで互いの温もりを感じ合いながら。
・
しかし―
ニ「どこへ行ってしまったんだろな」
手掛かりどころかいた形跡すらなく。
千「どうする?これじゃ、全く見当がつかない」
2人して途方にくれていたそのとき。
ゴオォーッ!
それは、とある洞窟の中で
ニ「なっ、なんだこの音」
千「上から聞こえる」
ドッシャーン!
ニ「危ない健永」
千「ニカ!」
グサッ―
ニ「んぐふっ」
千「ぐあっ」
ガラガラッ!
どうして天井が崩れて来たかなんて、俺達には分からなかった。
ニ「けっ…健永‥生きて…るか‥クッ」
千「…くっ‥なん…とか‥ね」
でも落下して来た岩の柱が俺を庇ったニカの身体へと突き刺さり。
それは貫通して、下にいた俺をも突き刺してしまってよ。
ニ「ふっ…参っ‥た…な」
千「…ニカ‥クッ」
ニ「俺…たち‥くっ…ついた…まんまじゃん‥クスッ」
千「…け‥ど…俺ら‥らしく…て‥いいんじゃね」
ニ「だな、ぐふっ」
千「ニカ、うぐぐっ」
ニ「けっ…健永‥俺」
千「…だい‥じょう…ぶ‥俺…が一緒にいる‥から‥怖く…ない‥だろ」
ニ「うん…お前と一緒なら…怖く‥はない…フッ」
ニカの手が俺の手をギュッと握りしめる。
千「…ニ‥カ…フッ」
ニ「健…永‥ニコッ」
俺達はいつも一緒、何処にいてもどんなときでも。
これからもずーっと。
そこで意識が途切れた最後の最期まで互いの温もりを感じ合いながら。
・
