
[現代版] 天使と悪魔
第14章 慟哭の記憶⑤
・戸塚side
もう聞きたくないんだ何も
河「こうして、繋がっててやるからよ」
河合…クッ!
与えられた快感は心に安らぎと温もりを俺にくれ。
なら構わない、そう思う。
けれど、身を任せて数分後ことが済んだあとで。
河「トッツー、俺」
目の前には申し訳なさそうな顔をしている、こいつがいてさ。
戸「ありがと、フッ」
河「えっ」
戸「声、聞こえなくなった河合のおかげかも、ニコッ」
河「マジで?」
戸「取り合えず今はだけど」
河「トッツー」
戸「もしまた聞こえたら」
河「望むなら、俺は何でもしてやるよ」
戸「河合」
だから謝らなくていい。
不思議なんだけど一切嫌だとか思わなかったし。
戸「なら宜しくね」
河「えっ、いいのか?本当に」
戸「あれ俺なんかおかしなこと言った?」
河「いっ、いやなんも」
ギュッ!
そう言うと俺のことを抱きしめて来て。
ふっ、温かい…
河合にキスされるのも身体に触れられ。
そのモノを自分の中へ受け入れるのも。
俺は嫌じゃないよ。
戸「泣いてるの?」
河「ちげぇわ…ヒクッ」
戸「泣いてるじゃん」
河「ただ…嬉しいだけだ‥ってば、クッ」
戸「ふふっ」
それが、どうしてなのかは分からなかったけど。
自然と俺は河合の気持ちを受け入れていた気がする。
ただ―
河「どうかした?」
戸「なんでもない」
何か、大切なことを忘れてしまっているような。
妙な感覚に、包まれていたんだ。
なんだろう?
それから、何故だか分からないけど。
このあと暫くは、変な光景を見せられたり。
声を聞くこともなくなり、日々は過ぎて行き。
でも、そこに。
「ことを起こすにはタイミングが必要、まだ肝心の者が覚醒していない。それを待っている間は休息させてやろう、クククッ」
奴の巧妙な企みがあった事を俺達はあとで知ることになる。
その瞬間を迎えたとき絶望の言葉と一緒に。
・
もう聞きたくないんだ何も
河「こうして、繋がっててやるからよ」
河合…クッ!
与えられた快感は心に安らぎと温もりを俺にくれ。
なら構わない、そう思う。
けれど、身を任せて数分後ことが済んだあとで。
河「トッツー、俺」
目の前には申し訳なさそうな顔をしている、こいつがいてさ。
戸「ありがと、フッ」
河「えっ」
戸「声、聞こえなくなった河合のおかげかも、ニコッ」
河「マジで?」
戸「取り合えず今はだけど」
河「トッツー」
戸「もしまた聞こえたら」
河「望むなら、俺は何でもしてやるよ」
戸「河合」
だから謝らなくていい。
不思議なんだけど一切嫌だとか思わなかったし。
戸「なら宜しくね」
河「えっ、いいのか?本当に」
戸「あれ俺なんかおかしなこと言った?」
河「いっ、いやなんも」
ギュッ!
そう言うと俺のことを抱きしめて来て。
ふっ、温かい…
河合にキスされるのも身体に触れられ。
そのモノを自分の中へ受け入れるのも。
俺は嫌じゃないよ。
戸「泣いてるの?」
河「ちげぇわ…ヒクッ」
戸「泣いてるじゃん」
河「ただ…嬉しいだけだ‥ってば、クッ」
戸「ふふっ」
それが、どうしてなのかは分からなかったけど。
自然と俺は河合の気持ちを受け入れていた気がする。
ただ―
河「どうかした?」
戸「なんでもない」
何か、大切なことを忘れてしまっているような。
妙な感覚に、包まれていたんだ。
なんだろう?
それから、何故だか分からないけど。
このあと暫くは、変な光景を見せられたり。
声を聞くこともなくなり、日々は過ぎて行き。
でも、そこに。
「ことを起こすにはタイミングが必要、まだ肝心の者が覚醒していない。それを待っている間は休息させてやろう、クククッ」
奴の巧妙な企みがあった事を俺達はあとで知ることになる。
その瞬間を迎えたとき絶望の言葉と一緒に。
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