
[現代版] 天使と悪魔
第14章 慟哭の記憶⑤
・五関side
あの惨劇の日―
祐惺と、トッツー郁人2人の子たちと一緒にいた俺は
龍也に顕嵐、聡・琉生。
宮田と玉森の子を連れた、江田ちゃん。
藤井流星の機転により難を逃れる事ができる。
それから玉森と良亮に子供たちのことを告げに行き。
秘密基地で様子を見ながら暫く待機していたんだ。
でも、遠目からだったこともあり。
みんながその後どうなったのかまでは分からず。
祈るような気持ちでいたら
安井「燃えてる」
五「えっ?」
安井「ママンがママーン」
五「ちょ、なに言ってるんだよ祐惺」
そう言うと、いきなり外へ飛び出して行き。
安井「待って、待って祐惺も行く一緒に行くから置いてかないでママーン」
五「ダメだ戻れ!」
俺は焦って後を追い掛けたんだけど、その足がピタッと止まって。
安井「…うっ‥ヒクッ.ううっ…わあぁーっ」
今度は空を見上げ泣き出してしまってさ。
なんだ?あれは、煙!?
その方向を見たら、部落の真上あたり。
そんなバカな!
安井「ママンが死んじゃったぁ、ママンがあぁ」
五「祐…惺‥」
嘘だよな―
部落が燃えてるだなんて、信じられない。
北山は?内や玉森、良亮、大倉。
屋良さん亮太、みんなあの中にいるっていうのに。
安井「うっわあぁーん」
この子には生まれた時から不思議な能力がある。
五「祐惺、クッ」
安井「ううっ、ヒクッ、グスン」
北山が以前に、そう言っていたことがあった。
“未来の天使の長”
天使と悪魔から生まれ自らの意志で、光を放った愛に満ちた子。
何かを感じてしまったのか
祐惺は、そこでずっと泣き続け。
俺はそれが事実であることを認めざるを得なかったんだ。
・
あの惨劇の日―
祐惺と、トッツー郁人2人の子たちと一緒にいた俺は
龍也に顕嵐、聡・琉生。
宮田と玉森の子を連れた、江田ちゃん。
藤井流星の機転により難を逃れる事ができる。
それから玉森と良亮に子供たちのことを告げに行き。
秘密基地で様子を見ながら暫く待機していたんだ。
でも、遠目からだったこともあり。
みんながその後どうなったのかまでは分からず。
祈るような気持ちでいたら
安井「燃えてる」
五「えっ?」
安井「ママンがママーン」
五「ちょ、なに言ってるんだよ祐惺」
そう言うと、いきなり外へ飛び出して行き。
安井「待って、待って祐惺も行く一緒に行くから置いてかないでママーン」
五「ダメだ戻れ!」
俺は焦って後を追い掛けたんだけど、その足がピタッと止まって。
安井「…うっ‥ヒクッ.ううっ…わあぁーっ」
今度は空を見上げ泣き出してしまってさ。
なんだ?あれは、煙!?
その方向を見たら、部落の真上あたり。
そんなバカな!
安井「ママンが死んじゃったぁ、ママンがあぁ」
五「祐…惺‥」
嘘だよな―
部落が燃えてるだなんて、信じられない。
北山は?内や玉森、良亮、大倉。
屋良さん亮太、みんなあの中にいるっていうのに。
安井「うっわあぁーん」
この子には生まれた時から不思議な能力がある。
五「祐惺、クッ」
安井「ううっ、ヒクッ、グスン」
北山が以前に、そう言っていたことがあった。
“未来の天使の長”
天使と悪魔から生まれ自らの意志で、光を放った愛に満ちた子。
何かを感じてしまったのか
祐惺は、そこでずっと泣き続け。
俺はそれが事実であることを認めざるを得なかったんだ。
・
