
[現代版] 天使と悪魔
第14章 慟哭の記憶⑤
・五関side
と、そのとき。
安井「来る、ダダッ」
えっ、今度はなに?
またとつぜん走り出し俺も慌てて後を追う。
すると、向こうから人影が見え。
あれは、大倉!?
大倉「五関、クッ」
五「おまえ内や北山と一緒にいたんじゃ、ハッ」
その腕の中には生まれたばかりの赤ちゃんが。
五「この子、北山の子か」
大倉「祐惺ごめんなママン助けられへんかった、クッ」
安井「僕の弟、柊陽」
五「しゅうや?」
安井「そうママンが名前をつけていいって言ったから僕が考えたの」
大倉「いい名前やな、フッ」
安井「柊陽、初めまして、お兄ちゃんです心配しないでママンとパハの代わりに僕が護ってあげる ニコッ」
五「祐惺」
なんて子なんだろう、クッ!
さっきまであんなに泣いていたのに、この子を見たら
すっかり泣きやんで笑顔を向けている。
安井「柊陽、柊、強い子になるんだよママンやパパに負けないくらい」
北山…
さすがは藤ヶ谷とふたりで苦難を乗り越え授かった子だな。
これなら心配いらないかもしれない、フッ!
その翌日、俺は食料を調達するため。
予めハッシーが作っておいてくれた抜け道を使い外へと出たんだ。
不思議なことに周辺に化け物の気配はなく。
ふと一点を見つめ、そこに誰かが倒れているのに気づき。
えっ?横尾、マジか生きていたんだ。
場所は何処だったのか俺にも分からない。
なんせ、ハッシーが作った抜け道は。
まるでモグラが掘った迷路の如くで。
いろんな場所へと繋がっていたから。
・
と、そのとき。
安井「来る、ダダッ」
えっ、今度はなに?
またとつぜん走り出し俺も慌てて後を追う。
すると、向こうから人影が見え。
あれは、大倉!?
大倉「五関、クッ」
五「おまえ内や北山と一緒にいたんじゃ、ハッ」
その腕の中には生まれたばかりの赤ちゃんが。
五「この子、北山の子か」
大倉「祐惺ごめんなママン助けられへんかった、クッ」
安井「僕の弟、柊陽」
五「しゅうや?」
安井「そうママンが名前をつけていいって言ったから僕が考えたの」
大倉「いい名前やな、フッ」
安井「柊陽、初めまして、お兄ちゃんです心配しないでママンとパハの代わりに僕が護ってあげる ニコッ」
五「祐惺」
なんて子なんだろう、クッ!
さっきまであんなに泣いていたのに、この子を見たら
すっかり泣きやんで笑顔を向けている。
安井「柊陽、柊、強い子になるんだよママンやパパに負けないくらい」
北山…
さすがは藤ヶ谷とふたりで苦難を乗り越え授かった子だな。
これなら心配いらないかもしれない、フッ!
その翌日、俺は食料を調達するため。
予めハッシーが作っておいてくれた抜け道を使い外へと出たんだ。
不思議なことに周辺に化け物の気配はなく。
ふと一点を見つめ、そこに誰かが倒れているのに気づき。
えっ?横尾、マジか生きていたんだ。
場所は何処だったのか俺にも分からない。
なんせ、ハッシーが作った抜け道は。
まるでモグラが掘った迷路の如くで。
いろんな場所へと繋がっていたから。
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