
[現代版] 天使と悪魔
第14章 慟哭の記憶⑤
・五関side
俺は郁祥を抱え必死で飛び続けた。
命をかけた横尾の行為を、無駄にしない為にも。
バサッ、バサッ―
この子は必ず助けると固く心に誓い。
けれどそのとき後方から、大きな羽根音が聞こえ。
確実に、何かが自分たちを追い掛けて来るのが分かり
えっ、なに?
恐る恐る後ろを振り返った俺の視界に飛び込んで来たのは。
なんだよあれ!?
まるで化け物みたいな大きな鳥。
嘘だろあんなの初めて見るいたのかこの世界に!?
どうする…
狙いは郁祥って事か?なんでこの子を狙うんだよ。
五「ねっ、パパとママンはどうしたの」
中島「死ん…じゃ‥た」
五「なっ」
そんな…
五「くっ、分かった!しっかり掴まっていろ絶対護ってやるから」
この命に代えても。
方法はただ1つしかない、祐惺の能力を信じよう。
北「あいつ何かを察知する力を持っているみたいでさ」
北山…クッ
北「まだ小さいから、いつもってわけじゃないみたいなんだが」
良亮も言っていた。
橋「祐惺がね、秘密基地を作ったほうがいいってそう言ったんだよ」
お願いだ気づいてくれ、クッ
ハッシーの秘密基地には、あちらこちらいろんな抜け穴がありその1つに。
あそこから落とすしかない
上にある穴の中は滑り台のようになっていて。
そこを通せば、みんなの所へ郁祥を連れて行ってあげる事が出来るはず。
チャンスは一度だけ。
祐惺、そしたら逃げるんだ全員で。
バサッ、バサッ!
そこはもう危ない、今すぐ他の所へ。
バサッ―
君なら分かるよねどうすればいいのか。
バサッ、バサッ!
未来の天使の長、みんなのことを頼む。
護って、繋いで俺達が育んだ絆と愛を君らで。
そして新しい平和な世界を作ってくれ。
祐惺えぇーっ
安井「五関くん!」
ハッ、聞こえた今たしかに祐惺の声が…
空耳なんかじゃない。
安井「頑張って僕はここにいる」
頑張る、頑張るって、もうすぐ着くから、そこで待ってて。
バサッ、バサッ、あそこだ
五「郁祥、眼をつぶってて行くよ」
俺はその穴をめがけ急降下し。
「キキキキッーッ」
そのとたん後ろの奴も不気味な鳴き声を上げ追いかけて来る。
五「郁祥、行けえぇーっ」
・
俺は郁祥を抱え必死で飛び続けた。
命をかけた横尾の行為を、無駄にしない為にも。
バサッ、バサッ―
この子は必ず助けると固く心に誓い。
けれどそのとき後方から、大きな羽根音が聞こえ。
確実に、何かが自分たちを追い掛けて来るのが分かり
えっ、なに?
恐る恐る後ろを振り返った俺の視界に飛び込んで来たのは。
なんだよあれ!?
まるで化け物みたいな大きな鳥。
嘘だろあんなの初めて見るいたのかこの世界に!?
どうする…
狙いは郁祥って事か?なんでこの子を狙うんだよ。
五「ねっ、パパとママンはどうしたの」
中島「死ん…じゃ‥た」
五「なっ」
そんな…
五「くっ、分かった!しっかり掴まっていろ絶対護ってやるから」
この命に代えても。
方法はただ1つしかない、祐惺の能力を信じよう。
北「あいつ何かを察知する力を持っているみたいでさ」
北山…クッ
北「まだ小さいから、いつもってわけじゃないみたいなんだが」
良亮も言っていた。
橋「祐惺がね、秘密基地を作ったほうがいいってそう言ったんだよ」
お願いだ気づいてくれ、クッ
ハッシーの秘密基地には、あちらこちらいろんな抜け穴がありその1つに。
あそこから落とすしかない
上にある穴の中は滑り台のようになっていて。
そこを通せば、みんなの所へ郁祥を連れて行ってあげる事が出来るはず。
チャンスは一度だけ。
祐惺、そしたら逃げるんだ全員で。
バサッ、バサッ!
そこはもう危ない、今すぐ他の所へ。
バサッ―
君なら分かるよねどうすればいいのか。
バサッ、バサッ!
未来の天使の長、みんなのことを頼む。
護って、繋いで俺達が育んだ絆と愛を君らで。
そして新しい平和な世界を作ってくれ。
祐惺えぇーっ
安井「五関くん!」
ハッ、聞こえた今たしかに祐惺の声が…
空耳なんかじゃない。
安井「頑張って僕はここにいる」
頑張る、頑張るって、もうすぐ着くから、そこで待ってて。
バサッ、バサッ、あそこだ
五「郁祥、眼をつぶってて行くよ」
俺はその穴をめがけ急降下し。
「キキキキッーッ」
そのとたん後ろの奴も不気味な鳴き声を上げ追いかけて来る。
五「郁祥、行けえぇーっ」
・
