
[現代版] 天使と悪魔
第16章 迷走する想い
・横尾side
江田「だ…から‥俺…」
横「うん」
亮太にだけは、知られたくない。
そんな自分を―
横「それで、その気はないって言ったんだ?」
江田「…だ‥って…だっ」
亮太の中の自分は、幸せだったあの頃のままで留めて欲しかったから。
横「いいのか?本当にそれで」
江田「いいんです…ヒック ‥今は心から2人の幸せを願っています ニコッ」
横「江田ちゃん」
が、最後に見せた笑顔は。
清々しいまでに、爽やかな表情をしていて。
なら俺もなにも言うまい、そう思う。
このことは自分1人の胸の内に隠しておくと。
江田「ありがとうございます」
江田が独りで誰にも言えずに抱えていた前世での悲しい記憶。
それを引き出し受け止めてやって欲しい。
それが安井、お前の願いだったというわけだ。
でなければ可哀相すぎると
それから大倉・江田・流星の3人は。
手越・マッスーといっしょに全世界に号令を飛ばした
天使とダーク族2つの種族の長ここにあり。
争いごとや暴漢はやめ。
みな新しき長のもとへ集まり平和な世にすべし。
双方とも前長の言葉と想いを思い出せ。
江田ちゃんが、稲垣くんの所へ行き。
薮と瑞稀に再会したのは、この後だったらしい。
こうしてみんなで力を合わせ再建したというわけさ。
ありがとな、本当に。
けして無駄にはしないその想い。
今の世で、必ず護り通してみせる。
これからも続いて行く明日という未来のために―
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江田「だ…から‥俺…」
横「うん」
亮太にだけは、知られたくない。
そんな自分を―
横「それで、その気はないって言ったんだ?」
江田「…だ‥って…だっ」
亮太の中の自分は、幸せだったあの頃のままで留めて欲しかったから。
横「いいのか?本当にそれで」
江田「いいんです…ヒック ‥今は心から2人の幸せを願っています ニコッ」
横「江田ちゃん」
が、最後に見せた笑顔は。
清々しいまでに、爽やかな表情をしていて。
なら俺もなにも言うまい、そう思う。
このことは自分1人の胸の内に隠しておくと。
江田「ありがとうございます」
江田が独りで誰にも言えずに抱えていた前世での悲しい記憶。
それを引き出し受け止めてやって欲しい。
それが安井、お前の願いだったというわけだ。
でなければ可哀相すぎると
それから大倉・江田・流星の3人は。
手越・マッスーといっしょに全世界に号令を飛ばした
天使とダーク族2つの種族の長ここにあり。
争いごとや暴漢はやめ。
みな新しき長のもとへ集まり平和な世にすべし。
双方とも前長の言葉と想いを思い出せ。
江田ちゃんが、稲垣くんの所へ行き。
薮と瑞稀に再会したのは、この後だったらしい。
こうしてみんなで力を合わせ再建したというわけさ。
ありがとな、本当に。
けして無駄にはしないその想い。
今の世で、必ず護り通してみせる。
これからも続いて行く明日という未来のために―
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